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::: 説  教 :::


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Name   T・Y
Subject   3/17ペテロの信仰(2) 下がれ。サタン マルコ8:27〜36
☆聖書個所        マルコ8:27〜38

27それから、イエスは弟子たちとピリポ・カイザリヤの村々へ出かけられた。その途中、イエスは弟子たちに尋ねて言われた。「人々はわたしをだれだと言っていますか。」
28彼らは答えて言った。「バプテスマのヨハネだと言っています。エリヤだと言う人も、また預言者のひとりだと言う人もいます。」
29するとイエスは、彼らに尋ねられた。「では、あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」ペテロが答えてイエスに言った。「あなたは、キリストです。」
30するとイエスは、自分のことをだれにも言わないようにと、彼らを戒められた。
 31それから、人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、殺され、三日の後によみがえらなければならないと、弟子たちに教え始められた。
32しかも、はっきりとこの事がらを話された。するとペテロは、イエスをわきにお連れして、いさめ始めた。
33しかし、イエスは振り向いて、弟子たちを見ながら、ペテロをしかって言われた。「下がれ。サタン。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」
34それから、イエスは群衆を弟子たちといっしょに呼び寄せて、彼らに言われた。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。
35いのちを救おうと思う者はそれを失い、わたしと福音とのためにいのちを失う者はそれを救うのです。
36人は、たとい全世界を得ても、いのちを損じたら、何の得がありましょう。
37自分のいのちを買い戻すために、人はいったい何を差し出すことができるでしょう。
38このような姦淫と罪の時代にあって、わたしとわたしのことばを恥じるような者なら、人の子も、父の栄光を帯びて聖なる御使いたちとともに来るときには、そのような人のことを恥じます。」

☆説教       下がれ。サタン

マルコの福音書の8章を開いていただきました。今日のタイトルは33節から取ってあります。

33しかし、イエスは振り向いて、弟子たちを見ながら、ペテロをしかって言われた。「下がれ。サタン。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」

まぁ私たちもしょっちゅう、神のことを思わないで人のことを思っていますが、かと言って「下がれ。サタン」と叱られたら、立ち直れないです。
福音書をご覧いただきますと、何と言っても私たちの目に飛び込んで来るのは、イエスさまの優しさです。優しさ――

●すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。(***マタイ11:28)

首の骨を折って首から下が不随になった、あの星野富弘さんが病室のベッドの上で思い出したのは、そういえば自分が小さな頃、遊んでいたあの裏山の墓の所に、白い十字架が立っている墓があって、そこに書いてあった(ことば)。
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。マタイ11:28」――そのことを思い出して、星野さんは、キリスト教信仰の扉を開けるようになりますよね。

●イエスさまの所に子どもと親たちが群がって来ました。弟子たちはそれを止めます。しかしイエスさまは子どもを抱いて祝福して、「天国はこのような者たちのものだ」(と仰った)。やっぱりここに現れているのも優しさです。(***マルコ10:13〜16、マタイ19:13〜15、ルカ18:15〜17)

●病人に対してイエスさまは初対面でありながら、「娘よ」と呼びかけられますし(***マタイ9:22、マルコ5:34、ルカ8:48)、

●死から生き返ったヤイロの娘に食事をさせるように言われ、細やかな心遣いも見せられますし(***マルコ5:38〜43)、

●イエスさまはラザロの死を前にして、涙を流す(***ヨハネ11:35)。英語ではこれが「聖書の節としては一番短い節」と言われるのですが、たったの二つのことばで――Jesus  wept――イエスは涙した。泣いておられるイエス・キリスト。

●十字架の上でご自分の最期を遂げられる時に、苦しみの中から側におられた母マリヤに、そして弟子ヨハネにこうおっしゃいます。「あなたの母、マリヤだよ、ヨハネ。これから先は、ヨハネ、わたしの母をあなたの母としてよろしく頼む」と言い遺す。(***ヨハネ19:26〜27)

どこを開いてもイエス・キリストの優しさというのが目に飛び込んで来ます。
しかし、同時に私たちは、イエスさまの厳しさも知っています。例えば――

●バプテスマのヨハネを自分のメンツだけで殺害したヘロデを、イエスさまは怒りと共に「狐(きつね」」と非難します。(***ルカ13:32)

●宗教的権威をかさに、偽善に満ちているパリサイ人を、「あなたがたは、白く塗った墓のようだ。外側をきれいに繕っていても、中は汚れでいっぱいだ」と厳しく非難しておられますよね。(***マタイ23:27)

●エルサレムの神殿で商売をしていた人々の机をひっくり返して、椅子をけ飛ばして、血相を変えて、彼らを神殿(祈りの家)から追い出すのもイエスさまです。(***マタイ21:12〜13、マルコ11:15〜17、ルカ19:45〜46、ヨハネ2:14〜16)

それらの言葉は、イエスさまを理解せずに、敵対する者たちにかけられたものでありました。
しかし、きょう読んでいただいたのは、驚くことに、イエスを愛し、イエスのためにすべてを捨てて従って来たペテロに向かって、愛する弟子ペテロに向かって、「下がれ。サタン」(マルコ8:33)(というものでした)。

私は子どもの頃、おじさんに(言われて)、小学校3年生ぐらいでしたけれども、庭に水槽がありまして、そこからウナギを取らなきゃいけないんですけれども、ウナギってそう簡単にすくえるものではないのです。
私が一生懸命にやっても一向にすくえなかった時に、「もういい。たわけ〜!」と言われたんですよね(大笑)。私は小学校3年生位ですから、「たわけ」という単語がない(笑)。たわけって何だろう?どういう獣物なのだろうみたいな……(大笑)。

ねちねち叱られるのも頭に残りますが、短い言葉でバッと言われたその言葉って、頭に残るんですよ。
私は未だにそのおじさんのことを思い出しますと、もともと怖いおじさんで有名で、そのおじさんは長良川の河川敷の遊船業者組合の責任を持っていたので、長良川の改修のためにず〜っと地域住民と交渉しておられた光楽兄は、そのおじさんと対決しているんですよね?(笑いながら)大変だっただろうなと(想像するのですが)、「たわけ〜!」って光楽兄も言われました?(大笑)言われない?よかったですねぇ(大笑)。
だけど、私よりも厳しい思いをされたんじゃないかなと思います。あのおじさんを相手に、交渉なんか成り立つのかなぁって思いますけれども。

場面は、イエスさまが初めて受難の予告を弟子たちの前でされたとき。でも構造は単純です。
ペテロをはじめ他の弟子たちは皆、キリストというお方は、ローマ帝国の(植民地)支配から解放してくれ、ダビデの王国の再建を果たす人物、それが(政治的な指導者としての)救い主であり、それがキリスト(でした)。
ですからおおよそ、キリストは黒いサラブレッドに乗り、天からの軍隊を引き連れ――そういう意味ですよね。
まさか、私たちの罪を担い、十字架にかかって罪に対する裁きをお受けになる救い主だということは、想像もしていない。
キリストこそ――我々はこのままこの方についていけば、天下を取れる――そう思っていたのがペテロです。 

イエスさまが「わたしは引き渡され、そして殺される」と仰った時に、とっさにイエスさまをわきに連れて、32節、見てください。

32(しかも、はっきりとこの事がらを話された。)するとペテロは、イエスをわきにお連れして、いさめ始めた。

そんなことを口にしてはならない――マタイの福音書にはそういう風に書いてありますね。(***「主よ。神の御恵みがありますように。そんなことがあなたに起こるはずはありません。」マタイ16:22)

「主よ、そんなことを口にしてはいけません」
その時です。イエスさまはペテロをものすごい剣幕で叱られて、

33「下がれ。サタン。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」 

厳しいです。

さて今日はこれに注目したいと思います。
ペテロは、この言葉を生涯忘れなかったと思います。これだけきつく叱られた言葉を忘れるはずがない。
そこに2つレッスンがありますので、その2つのレッスンを自分なりに受けとめてみたいと思います。

1)忍びよるサタンを意識する

「下がれ。サタン」とイエスさまがペテロに言われた時に、そこには2重の意味があったと思うのです。

@一つは、ペテロのことばを通して、「そんなことはあるはずはありません」というペテロのことばを通して、イエスさまはペテロのもっともっと後ろにいるサタンの声を聞いた。

サタンは一貫して十字架を回避して、権力の座を取るメシアのあり方をイエスさまに提示して来ました。
イエスさまが公の生涯に就く前に、すでに山の頂にサタンはイエス・キリストを連れて行って、「私を拝め、私を拝んだら、この国はすべてあなたのものだ」と、(そそのかしていた)。(***マタイ4:8〜10、ルカ4:5〜7)

そのサタンが十字架を前にして再び現れたかのように、「あなたはキリストなのだから、そんなことがあるはずがない」というそのサタンの声を、ペテロから聞いたのかもしれないですね。

Aでも、もう一つは、「そんなことはあるはずはありません」と言うのは、明らかにペテロの心です。ですから、イエスさまは正直に、ペテロの心にサタンを見たと言ってもいい。

口では、「あなたはキリストです」とすばらしい信仰告白をしていながら、自分の考え、自分の主張、自分の利得のために、イエスさまを「わきにお連れして、いさめる」のです。
ここでいさめるとは、「叱る」という意味です。
自分の利得のためなら、神をも叱る心を、サタンはわしづかみにします。
自分の主張のためなら、自分の利得のためなら、神さまの御心に背を向ける人を、サタンは餌食にします。

ペテロは全然意識していない。ペテロは普通に常識的な判断からイエスさまに言っているのですけれども、知らない内に彼の心はサタンにわしづかみにされているのです。

C.S.ルイス「悪魔からの手紙」、引用したことがありますが、サタンが悪霊に向かって指導しているという書物で、C.S.ルイスという神学者はそこで、こんなことを書いています。

「当面、われわれの存在を隠しておこうではないか。現代人の想像力では、われわれは漫画チックに描くことがせいぜいだろう。(リアルには描けない、現代人の想像力では)。彼らは勝手に、この世界をいのちのエネルギーと理解していれば、こんなに好都合なことはない。人間どもは、勝手に精神分析して、自分たちの行動パターンを性欲のメカニズムや、人間本来の欲望のメカニズムで分析するがよい。
 そうやって、彼らを眠らせているうちに、霊的なものをすべて吸い取ってしまえ。人生、楽しく成功しているのが幸せだという、気分に浸らせておけ。人間をそのようにしているうちに、われわれの敵(すなわち神)に対する恐れなど、簡単に吸い取ることができる。」

サタンが悪霊にそういう風に励まして指導しているのですけれどもね、言うなればこういうことです。
文学の世界にサタンは登場しない。だけど、文学の世界に、人間の罪深さが描かれ、友を裏切り、愛する者を裏切り、家庭が崩壊し、人が自殺をし、そしてそれが一つの人間模様として描かれているだけで、そしてそれが、ごくごく普通の人にあり得る出来事として描かれているだけであって、そこにサタンは出て来ないです。

心理学の世界に、サタンは同じように登場しません。
たとえば旧約聖書のサウルという王さまが、なぜあんなに精神的に不安定になっていくのか、疑心暗鬼に満ちていくのか?
もちろん、そこには劣等意識の塊となっていくサウルの性格に大きな問題もある。  
でも聖書は「悪い霊が彼に入った」と書いてある。それもまた単純な言い方なのかもしれない。

(***Tサムエル16:14「主の霊はサウルを離れ、主からの悪い霊が彼をおびえさせた」同18:10「神からの悪い霊がサウルに激しく下り、彼は家の中で狂いわめいた」)

でも的を射ていることも事実ですね。ますますもって凶暴に、殺人的になっていくからです。

「下がれ。サタン」と言われたペテロは、まさかサタンが自分の内側に入っているとは思わないし、サタンが自分の心を掴んでいるとは思わないです。
彼は普通に、常識的に、当時のメシア観から言えば、キリストと呼ばれるような存在が引き渡されて十字架にかかるなどということはあり得ないと(思った)。あり得ないでしょう。
勝利を取りに行くのに、なぜ敗北に向かうのですか?そんなことは仰らないでください(と言う気持ちもわかります)。
でも、簡単に、サタンは裏側からペテロの心をわしづかみにする。なぜならペテロは、この人について行けばやがて自分も天下を取ることができると考えたから。

自分の考え、自分の主張、自分の利得で、キリストを自分の好きなように理解し、自分の好きなように使おうとする心を、サタンはわしづかみにする。
自分の利得のためにひたすら神に祈る心を、サタンは簡単に掴むことができる。
そういう危険が信仰の世界にも溢れていることを覚えておきたいと思います。

2)イエスさまはペテロを厳しく叱りました。

言うまでもなく、イエスさまがペテロを叱られたのは、ペテロを愛しておられるからですよね。信じておられるからですよね。
どうにかして彼を救い、彼に与えた使命を全うするに足りる者として、なんとか彼を育てたい(という)、彼を召された主の思いが込められた厳しいことばなのです。
ペテロに対する、この深い信任があればこそ、イエスさまは「下がれ、サタン」と厳しく叱責されているのです。――これはちょっと覚えておこうではないですか。

日本に明治維新の後に、プロテスタント・キリスト教会が横浜に入って来ますね。
最初に横浜の教会で洗礼を受け、その後、明治のキリスト教を指導した植村正久という有名な牧師がいます。彼の説教に「イエスはなおも進みゆかん」という説教があります。有名な説教なのです。

場面はエマオの途上から取られているのですが、イエス・キリストが、イエス・キリストだとは知らずに、二人の弟子たちがエマオに行く道の途中を(彼らとともに)歩いて行く。
いつの間にか、キリストはこの二人に、自分たちが信頼したイエス・キリストは十字架にかかってしまった、これですべて終わりなのだという、絶望した思いを胸に歩いている二人の弟子たちに、イエスさまは近づいて道々話をするのですね。
               
やがて日が暮れて、二人の弟子たちは目的の村に近づくのですけれども、聖書(ルカ:24:28)には、イエスはまだ先へ行こうとしておられたと(あります)。

ルカ24:28彼らは目的の村に近づいたが、イエスはまだ先へ行きそうなご様子であった。
          
そこから一つフレーズを取って来て、植村正久は、「イエスはなおも進みゆかん」と(いう説教題にされた)。

植村先生はここから、これが私たちの信仰生活の、何というのですかねぇ、遅々たるさま、成長なき様子、こういう感じではないかと(言っておられるのですね)。
私たちの信仰生活で、イエスさまはいつも私たちを引っ張って、先へ行こうとしておられるのではないかと。
それが、私たちは、もうここでかんべんしてください、と途中で腰をおろしてへばってしまう。
信仰の旅路を、イエスさまは、先へ先へと私たちを引っ張って行かれたい、しかし、私たちは罪と弱さの故に、ここら辺で結構です、と腰をおろしてしまう。――「イエスはなおも先へ進みゆかん」ですね。

イエスさまが、いろんな場面で、弟子たちに、私たちにどんなに歯がゆい思いをしておられるかというのが聖書に書いてあります。
「まだ、わからないのですか。耳がありながら聞こえないのですか。目がありながら開いていないのですか。まださとらないのですか。信仰がないのはどうしたのですか。ああ信仰薄き者よ。まだおそれているのですか」と、いくらでも出て来るのですよ。
(***マルコ8:17,21、4:40、マタイ14:31,15:16,16:8〜9,17:17,26:40など)

私たちはなかなか先にゆけずに、座り込んでしまいます。
今の自分の信仰で妥協してしまう、あるいは下手をするとそれを失ってしまいます。
でもイエスさまはそのようにして、私たちを引き出してくださる。次のステージへと招いてくださる。それがなければ私たちはなかなか成長しないですよね。
イエスさまは「下がれ。サタン」と言って、とっても厳しいことばを投げられた。成長するためには、この厳しいことばをペテロは受け止めなければいけない。

受け止めなければいけない――これが厄介で、前にも話したことがありますけれども、昔あるご婦人が初めて教会に行った時ですね――それはこの教会ではなかったと思うのですが――初めてどこかの教会に行った時に、帰り際に牧師先生が挨拶された。
「よくいらっしゃいました。今度教会にいらっしゃる時には、金魚を口にくわえて来ないでください」と言われたというのですね。

金魚を口にくわえて来るな――その姉妹はよ〜く考えてみて、何のことだか分らなかった。よ〜く考えて見たら、昔のことですから、口紅をつけて来るなという意味らしかった。昔、ほら、真っ赤な口紅しかなかったじゃないですか(大笑)。
そんな嫌味なことを言われたら、今の時代、パワー・ハラスメント(大笑)のカテゴリーに入りますよ、それ。

私たちは年会で牧師研修がありまして、それはハラスメント研修だったのですね。
牧師というのは、信仰の名のもとに、往々にして信徒に様々なハラスメントをしている。要するにいじめをしている。
もう少し一人ひとりの人格を尊重し、その人物の尊厳を大切にしながら、接しなければいけない。

昔だったら、ハラスメントでこんな教会二度と来てやるかと思うでしょう。でも、この姉妹は行くのですよ。昔の人は偉かったなぁ――そういう問題ではないです。
この方はなぜ行くかというと、その教会に何か輝る本物を見た。

ヨハネの福音書で同じような場面が出て来るのですが、必ずしもピリポ・カイザリヤではないのですけれども。
イエスさまがこのような難しい話をされた時に、多くの弟子たちが去って行くのです。イエスさまは心を痛めるのですね。そして12弟子に「まさか、あなたがたも、わたしのもとを離れたいと思っているのではないでしょうね?」(と聞かれる)。ヨハネの福音書の6章66節から出て来ますが、その時ペテロが、68節で言ったことばが――

68「主よ。私たちがだれのところに行きましょう。あなたは、永遠のいのちのことばを持っておられます。」

と言うのです。これがペテロの深い信頼なのです。――主よ。私たちがだれのところに行きましょう。あなたは永遠のいのちのことばを持っておられます。

他の所には行かないという決意がある。その決意は、キリストこそ永遠のいのちのことばを持っておられるという確かな信仰の土台の上に、私はどこにも行きませんと(言う)。

先ほどの植村正久先生ですけれど、植村正久先生というのはよく「信仰の志(こころざし)」という言葉を使いました。そういうタイトルの本もあります。私(藤本牧師)はこの「信仰の志」という言葉が好きですね。

志っていうのは、上に向かうのです。絶えずイエスに従おうと上を向くその思い。言うなれば、叱られても、試練の中でも、それを踏み台にしてさらに主に従おうとする志が、植村先生の考えていたことで――私は決して離れません。自分の期待が当たった、外れたとか、自分の要求が満足したとか、されなかったとか、そんなレベルで信仰は語らない。
それは上に向かう決意、神を第一とする決意で、ペテロはこの叱責に耐えて、なおもイエスについて行く、そういう私たちでありたいと思います。

☆お祈り

恵み深い天の父なる神さま、私たちは時に、イエスさまあなたご自身から叱られ、でもほとんどの場合、自分にふりかかる嫌な出来事を通して、あなたから叱られます。

それがほとんどの場合、人の言葉です。あの人からあんなことを言われ、こんなことを言われ、でもふと気がついて見ると、その言葉の中に何らかの真理があり、あぁイエスさま、あなたは、あの方の口を通して、私の心に語りかけておられたのですね。

どうかそんな時、私を一歩でも二歩でも引き上げて、引き上げて私たちを強め助けてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。


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