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::: 説  教 :::


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Name   T・Y
Subject   8/9 子ども夏祭り・敗戦70年に:ひとりの王が正義を治める イザヤ31:1〜32:2
☆聖書箇所    イザヤ31:1〜32:2

<イザヤ書31章>
1  ああ。
  助けを求めてエジプトに下る者たち。
  彼らは馬にたより、
  多数の戦車と、非常に強い騎兵隊とに拠り頼み、
  イスラエルの聖なる方に目を向けず、
  【主】を求めない。
2   しかし主は、知恵ある方、
  わざわいをもたらし、
  みことばを取り消さない。
  主は、悪を行う者の家と、
  不法を行う者を助ける者とを攻めたてられる。
3  エジプト人は人間であって神ではなく、
  彼らの馬も、肉であって霊ではない。
  【主】が御手を伸ばすと、
  助ける者はつまずき、助けられる者は倒れて、
  みな共に滅び果てる。

4  まことに【主】は、私にこう仰せられる。
  「獅子、あるいは若獅子が
  獲物に向かってほえるとき、
  牧者がみなそのところに集められても、
  それは、彼らの声に脅かされず、
  彼らの騒ぎにも動じない。
  そのように、万軍の【主】は下って来て、
  シオンの山とその丘を攻める。
5  万軍の主は飛びかける鳥のように、
  エルサレムを守り、
  これを守って救い出し、これを助けて解放する。」

6イスラエルの子らよ。あなたがたが反逆を深めているその方のもとに帰れ。
7その日、イスラエルの子らは、おのおの自分のために自分の手で造って罪を犯した銀の偽りの神々や金の偽りの神々を退けるからだ。
8  アッシリヤは人間のものでない剣に倒れ、
  人間のものでない剣が彼らを食い尽くす。
  アッシリヤは剣の前から逃げ、
  若い男たちは苦役につく。
9  岩も恐れのために過ぎ去り、
  首長たちも旗を捨てておののき逃げる。
  ――シオンに火を持ち、
  エルサレムにかまどを持つ【主】の御告げ――

<イザヤ書32章>
1  見よ。ひとりの王が正義によって治め、
  首長たちは公義によってつかさどる。
2  彼らはみな、風を避ける避け所、
  あらしを避ける隠れ場のようになり、
  砂漠にある水の流れ、
  かわききった地にある
  大きな岩の陰のようになる。

☆説教     ひとりの王が正義を治める

今朝はイザヤ書の31章を開いていただきました。

(***お庭の方を眺め、水を飲んで、改めて口を開く藤本牧師)ごめんなさい。余計なことですけれど、駐車場にタクシー停まっていますが、タクシーに乗って来られた方はあれ、メーターあれ以上行かないんですよね?待っててくれる間、ず〜っとメーターがチクチクチクチク……(大笑・運転手の方が礼拝に来られていますというような声に)あ、そうですか、それはすばらしい(と、後ろの席で手を挙げて、何か仰っているその方に向かって嬉しそうに話しかける藤本牧師に大笑・拍手)あ、ありがとうございます。そうなの?ごめんね。余計なこと心配して(大笑・拍手)。よく来てくださいました。あの、ネクタイゆるめて、ね(大笑)、少し涼んでいただきたいと思います。本当に礼拝によく来てくださいました。

戦争のことを考えて、31章を開きましたが、32章に読んでいただいた箇所がかかっています。32章の1節――

1  見よ。ひとりの王が正義によって治め、
  首長たちは公義によってつかさどる。

ひとりの王はイエス・キリストのことです。そして首長は私たちのことです。
そのことを覚えながら、31章を――この31章が全ての背景になりますので――一緒に見ていただきたいと思います。イザヤ書です。
イザヤと言う人物は、国の第一線で活躍して来た預言者でありました。
彼は王宮を中心に預言活動をいたします。ですからいつも国全体の動きをその目で見ながら、当時の社会全体に対する神の言葉を宣言して来た人物です。

イスラエルの国は危機に瀕していました。
時代的に言うと、バビロニア帝国、アッシリヤ帝国という巨大な帝国が徐々に力を増してきます。
言わばアメリカと中国に挟まれているような日本みたいなものです。
そして、国際情勢が国民全体の不安を追い込みます。
侵略が開始される前に、物資の蓄積をしておかなければいけない。一つの課題ですね。
城壁の補修工事を徹底しておかなければいけない。そこら中で補修工事がなされます。
武器のために金属の全部が没収されて、一旦溶かされて武器を造ります。
富国強兵の理論があらゆるところでなされて、軍事の専門家、国際情勢の専門家がどこでも引っ張りだこというのは、昔も今も変わりません。
どこの国と同盟を結んでいた方がいいのか、どんな最新兵器が必要なのか、具体的に名前が挙がっています。
31章の1節を見てください。

1   ああ。
     助けを求めてエジプトに下る者たち。
    彼らは馬にたより、
    多数の戦車と、非常に強い騎兵隊とに拠り頼み、

戦車、騎兵隊というのは、一番強い武器です。そして同盟国をエジプトにしようという風に心を定めました。

軍事と国際政治の中で国中が持ちきりの中、たったひとりだけ全く違ったところから声を上げているのが、王宮の預言者イザヤです。
彼ひとり、まじめな顔で必死で叫びます。(2節〜)3節を見てください。

2 しかし主は、知恵ある方、
    わざわいをもたらし、
    みことばを取り消さない。
    主は、悪を行う者の家と、
    不法を行う者を助ける者とを攻めたてられる。
3 エジプト人は人間であって神ではなく、
  彼らの馬も、肉であって霊ではない。
  【主】が御手を伸ばすと、
  助ける者はつまずき、助けられる者は倒れて、
  みな共に滅び果てる。

「助ける者はつまずき、助けられるものは倒れて、みな共に滅び果てる」(3節)――何とかしてイザヤは、イスラエルの国がエジプトと同盟を組むことの危険性を説こうとしています。

ま、似たようなところがありまして、アメリカとの同盟関係が強化されますと、アメリカの敵は私たちの敵になります。
アメリカとの関係が強くなれば強くなるほど、アメリカの保護のもとで平和を得られるのか?いやいや、アメリカの敵が私たちの敵になります。
同盟国ですから、アメリカが傷を受ければ、日本も共に傷を受ける。
そして「やっぱり共に傷を受けたんだね。私たちは同盟だから」――それくらいのことがわからないのかと思いますけれども、安倍さんは一生懸命でいらっしゃいますよね。

6節に――

6イスラエルの子らよ。あなたがたが反逆を深めているその方のもとに帰れ。

これがイザヤのもっぱらのメッセージでありました――「イスラエルの子らよ。あなたがたは反逆を深めている神のもとに帰れ」と。
神は人々を悔い改めに導いて何とか神に再び目を向けるようになるようにと、試練を与えておられます。
ところがその試練を受けてイスラエルは、ますます神から離れて、エジプトの期待に応えようとする。戦車に信頼します。人間的な策略に走り回ります。

イスラエルの国はどんどん弱くなっていきます。ますます周りの情勢に左右されるようになります。
アッシリアが立ち上がりますと、その問題で右往左往し、バビロンとなりますと、その問題で国中が揺れます。
揺れるからますます周りに依存します。依存すればますます国は弱くなります。

イザヤは、イスラエルの国がなぜこんなに弱くなってしまったのか、なぜこんなに愚かになってしまったのか?(知っていました)。
国の弱体化の原因は、人々の罪だ。堕落した政治、堕落した生活、堕落した信仰。
イザヤは声を張り上げて言います。
「私たちが、必要なのは戦車ではない。悔い改めだ。
同盟ではない。生ける神への信仰だ。
策を考え、策を講じることではない。
大切なのは、私たち自身だ。周りの情勢に翻弄されない、私たち自身だ」と。

興味深い箇所が9節にあります。9節の終わりにこういう行があります。

9  ……
    ――シオンに火を持ち、
    エルサレムにかまどを持つ【主】の御告げ――

「シオンに火を持ち、エルサレムにかまどを持つ【主】」というのは、主の力は準備万端整っているというような、主ご自身がいつでも戦う用意ができている。
だから周りの情勢ではない。あなたは代わりに、あなたが神のもとに立ち返って来る事が大切なのだと。

こういう背景で、今日見たい32章の1節2節が記されています。
国に強さがあるとしたら、それは戦車の数ではなく、同盟の数ではなく、それは人にある。王にあり、首長にある。
私たちの家族に強さがあるとしたら、それは財の力ではなく、教育の背景や仕事の背景でなく、それは家族を構成する人にある。
教会に強さがあるとしたら、それは資金源ではなく、同盟関係にあるのでもなく、人にある。
その人とは、神に堅く信頼し、正しく生きる人々です。1節に――

1  見よ。ひとりの王が正義によって治め、
  首長たちは公義によってつかさどる。

この節を見ているとわかりますが、イザヤが(期待していたのは)、
「神さまが期待していたのは、民全体ではなかった。ひとりだ。ひとりの王に期待している」。
その王の周りにいる少数の首長というのは、プリンセス、プリンスですから、王の子どもたちに、神は期待している。
王の子どもたちには、どんな役割が期待されているのか?3つ記されています、2節に。
ちょっと2節を一緒に読んでまいりましょう。

2 彼らはみな、風を避ける避け所、
    あらしを避ける隠れ場のようになり、
  砂漠にある水の流れ、
  かわききった地にある
  大きな岩の陰のようになる。

先ず第一番目、神が首長としてご覧になる人は――

1)この世の避け所です。

その人はこの世で、風に翻弄されている人々を休ませる力を持っています。
都会に住んでいますと、風の恐ろしさというものを、それほど体験しないかもしれませんが、山に登る人は、何よりも嫌がるのは風だろうと思います。
風が吹いてくると前に進めない。風は身体の温度を奪います。
遭難する人はリュックいっぱいに食糧を背負って、しかしそのリュックを開ける力も残っていないままで、倒れてしまうと聞いたことがあります。
風と一緒に雨やまた雪が降って来て、前も見ることができません。
身体が完全に前傾姿勢になって、そしてゆっくりゆっくり上に登って行くのです。
やっと山小屋に着きます。
冬でしたら、暖炉が暖かく燃えていますでしょう。
外が厳しい風でも、中は暖かく、そして静でありましょう。

私たちの人生にも、沢山の風が、あらしが吹き荒れています。
誘惑の風もあれば、人の批判という風も吹いて来ます。
食糧をいっぱい背負ったまま、そこに倒れてしまいそうに疲れ果ててしまいます。
その時、ひとりの王が、私たちのあらしを避ける隠れ場となってくださる。
それが主イエス・キリストです。それが私たちの礼拝です。
私たちクリスチャンもまた首長として、みなの隠れ場となるように、神さまは期待しておられます。

隠れ場はそこに逃げ込んできた人を詮索しません。
いったいあなたはどんな逆風に遭ったのかとあえて聞きません。
「バカだなぁ、君のリュックは荷物でいっぱいだよ」と非難することをしません。
ただ静かに、休み場を与えるだけです。

2番目に、神さまがプリンスとしてご覧になる人は――

2)砂漠にある水の流れです。

私たちはこの砂漠を見たことはないです。
日本は豊かな緑の国です。どこに行っても、川があり、緑に溢れています。
しかし水のない国の映像を見たことはあります。家の壁も道路も乾いています。
住んでいる人たちでさえ、潤いのない肌の色をしているように見えます。

聖書の中で、この砂漠、荒野、乾いた地――何度も出て来る表現ですが、これは私たちに当てはまります。
忙しさのゆえに、私たちの生活は干からびて行きます。
愚かさ、罪深さのゆえに、私たちは潤いから奪われます。
時に悲しみが私たちの心から潤いを奪います。
そしていつの間にか、心の中に育っていくのは、いばらやサボテンのようにとげのあるものばかりが、私たちの心を満たしていきます。

しかし主は一人の王となり、そのような中で、水の流れを私たちに与えてくださる。
しかも存分にその流れから水を飲むように、私たちに勧めてくださる。
主は私たちに、そのような水の流れとなり、砂漠に生きる人たちが、私たちのところに来て、私たちに潤いを求めるように、やって来るようになると、私たちに教えてくださいます。

3番目に、神の国のプリンセスにされた私たちは――

3)荒野にある大きな岩となれ。

どっしり構えて何にも動じない、大きな岩となれ。
知識や教養で勝負しているわけではありません。社会的な力があるから首長であるわけでもない
身体は小さくていいのです。あまり動き回らなくていいのです。
岩のように神さまに信頼して、真っ直ぐに生きていきます。
その岩陰に人は休みに来ます。

さてこのように考えてみますと、神のプリンス・プリンセスである、首長である私たちは誠に首長には程遠い者たちです。
「ひとりの王が治める」と言った時に、まことにもって、そのひとりの王はイエス・キリストのみである。
でも主は私たちに、この世界を治める仕事を、私たちクリスチャンに、神の子プリンセス、プリンスに分け与えてくださっている。
この世界には、強風で倒れた、疲れ果てた人が沢山いる。
砂漠で渇いて、萎びたように衰えている人たちがいる。
荒野で不安に凍えている人たちが沢山いる。
あなたがたは、水の流れとなり、大きな岩となり、そして風から避ける避け所となれと仰っておられます。

敗戦70年で、戦争の話をしようと思ったんですが、様々な意味で私(藤本牧師)の中で話がまとまらずに、私は自分でいったい何を考えているのか、よく分からなくなってしまいまして(笑)――
日本の国がいま集団的自衛権を法制化して、そしてそれに反対する思いは沢山あるんです。私の心の中にも沢山あるんです。
しかし、それが法制化しますと、国はそのように動きますから、自衛隊は既にソマリヤの戦いに備えて基地は造ってありますし、世界中の外務省にいま日本の政策は伝わっていますし、私たちは勿論反対の声を止めるわけではありませんけれども、しかし、キリスト教のメッセージをもって、それを止めることが果たしてできるのだろうか、という風にも考えさせられます。

そこで少し違った考え方をするように、示されました。1節――

1  見よ。ひとりの王が正義によって治め、
  首長たちは公義によってつかさどる。

いいですか。ひとりの王が正義によって治めている国は日本ではないです。それはアメリカでもないです。
それはヨーロッパやあるいはアジアや、この世界にある国で、キリストが治めている国って見たことないです。
キリスト教徒が圧倒的に多い国は、何らかの形でいつもキリスト教会は政治目的に利用されているだけの話で、キリストがその国を治めている国ではないです。
そう考えますとね、「首長たちは公義によってつかさどる」――そんな国も見たことがないです。
キリスト教国には汚職が溢れる。
私たちの目から見て、一体何が国の中心なのか、さっぱり2000年の歴史の中で、わからないです。

そう考えますと、「ひとりの王が正義によって治める」国というのは、神の国のみです。
そして、その神の国をこの地上で実現させようと何らかの形で表しているのは、キリスト教会です。
「首長たちは公義によってつかさどる」というのは、まさに教会の姿であり、それは小さな小さな事しかまだこの世界ではできないかもしれない。
しかし着実に、神の愛、神の平和を、私たちの小さな力が、この世界にあって実現しようとしていることを、イザヤは私たちに向かって訴えているに違いないと思います。

第二次世界大戦の折りに、日本のシンドラーと呼ばれた人物がいました。
シンドラーというのは、沢山のユダヤ人をビザを作って、海外に逃がした人物ですね。
この話をもって終わりにします。

ドイツがポーランドに侵攻して、やがてその手がルーマニアに下ることが明らかになった時に、ルーマニアにいました多くのユダヤ人が日本大使館に殺到します。
外に逃がすビザを発給してほしい。
その時に大使館に勤務していました杉原さんという外務省の書記官ですね、ビザの発給を外務省に求めますけれども、日独伊三国同盟の中で、外務省はビザの発給を許しませんでした。
杉原さんは、それを無視して単独で、日本を経由させて第三国へ亡命させるためにビザを発給します。
なんと杉原さんは6千人のユダヤ人を主にカリフォルニアに逃がしますね。

彼らは皆シベリヤまで来ます。ルーマニアからシベリアまで。そして船で日本に渡ります。
日本の青森ぐらい、函館ぐらい、そこから上海に戻り、上海からカリフォルニア、あるいはそこから様々な国へと亡命して行きます。
船で渡ってきたユダヤ人たちを、青森の戦前のホーリネスの教会が、クリスチャンが迎えました。港で。
難民状態のユダヤ人を親身になって世話をしよう、とやって来たのですが、彼らは船の中に乗り込むことはできませんでした。
当時を振り返って、亡命して行ったユダヤ人たちはこう記しています。

「私たちを載せた船が港を離れようとした。行先は上海です。
波止場に日本人が集まってきました。ホーリネスの教会の人たちです。
彼らは運んで来た木箱を壊すと、中から赤い丸いものを取り出しました。それはリンゴでした。
リンゴが波止場から私たちに目がけて飛んで来ました。
私たちは彼らの投げたリンゴで殺されました。」

という言葉なんです。不思議な表現です。
つまり、ナチスドイツは何百万もの戦車、戦闘機、爆弾を使って、彼らを殺すことはできなかった。
ユダヤ人たちは自分の心をしっかりと守り、そして何にも屈しなかった。
ですから戦車や戦闘機や爆弾によって、ユダヤ人たちは殺されなかった。
でもそんな私たちの心を、日本のクリスチャンは真っ赤なリンゴで殺すことができた――ということはどういうことだったのか?
彼らは航海の無事を祈って、次々に船の中に投げ込まれる、真っ赤な愛のリンゴによって、ユダヤ人の心は破壊し、爆発した。
彼らは後にこう記しています。

「私たちの心に、旧約聖書の雅歌の一節が浮かびました。
リンゴの木の下で、私はあなたを呼びさましましょう。――雅歌の8章の5節ですね。
愛を呼び覚ましたのは、日本のホーリネスの人々、愛を呼び覚まされたのは、ユダヤ人たちでした。
私たちはリンゴを胸に抱きしめて、日本の港を、ホーリネスの人々を見つめていました。」

やがてカリフォルニアに、杉原書記官の記念碑が建ちます。
そして日本に帰国した杉原書記官は、当然のことながら、命令に背いたということで、外務省を追われて、そして侘しい生活に入って行きます。

最初に申しましたように、キリストが治める国、それは世界にはない。
ということは、私(藤本牧師)は日本はいつの日かキリストが治める、とは思ってません。思ってない。キリストが日本を治めるということはないと思います。
それは教会の歴史の中で、キリストが治めた世の国なんて、所詮ないのです。
キリストが治めているのは神の国です。

そしてその神の国は、私たちの心のうちにあり、私たちの教会にあり、実は世界中にある――そのことを覚えて、私たちの小さな隠れ場となる働き、水の流れとなる働き、あるいはしっかりとした岩によって、時に国を支え、社会を支え、また倒れ行く者を支える仕事は目に見えない神の国である。
神の国というのは、この世界が滅んでからようやく到達するものではない。
キリストが来て以来、この世界の至る所に神の国は生まれ、いまも育っているということを心に留めたいと思います。

私たちは日本の国の情勢に嘆き、怒りの声を発します。
でもそれに終わってしまっては意味がない。
所詮、ひとりの王はこの日本の心に届くことはしない。
むしろひとりの王は私たちを用いて、神の国のすばらしさをこの国に伝えようとされているということを心に留めて、今年の敗戦記念日を迎えたいと思います。

☆お祈り

恵み深い天の父なる神さま、「見よ。ひとりの王が正義によって治め、首長たちは公義によってつかさどる。」(イザヤ32:1)――あなたがご覧になりました鍵は、ひとりの王とその子どもたちでありました。

あなたが今この世界をご覧になっているときに、様々なキリスト教国と呼ばれるような国は沢山ありますし、またそうした超大国にしがみつくような小さな日本のような国もあります。
でもあなたがご覧になっているのは、何と言っても、神の国であり、またそこを治めるイエス・キリストと子どもたちである私たちであることを考えますときに、この世界がどんな状況であろうが、平和な世界であったとしても、また戦争の時代であったとしても、私たちは――1)風を避ける避け所、2)砂漠にある水の流れ、3)乾ききった地にある大きな岩――そのような存在であらせてください。

時に自分自身が逃げ場に隠れ、その乾きを水で潤し、岩のような陰に宿ることができるのですから、あなたの恵みをいただいて、この世界が平和な時も、この世界が困難な時にも、しっかりとした信仰をもってあなたの愛を現していくような、小さなクリスチャンとさせてください。イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。

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