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::: 説  教 :::


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Name   T・Y
Subject   8/9 ゼカリヤ(16)夕暮れ時に光あり  ゼカリヤ14:1〜9
☆聖書箇所   ゼカリヤ14:1〜9

1 見よ、【主】の日が来る。
  あなたから奪われた戦利品が、
  あなたのただ中で分配される。
2  「わたしはすべての国々を集めて、
  エルサレムを攻めさせる。
  都は取られ、家々は略奪され、
  女たちは犯される。
  都の半分は捕囚となって出て行く。
  しかし、残りの民は都から絶ち滅ぼされない。」
3  【主】が出て行かれる。
  決戦の日に戦うように、
  それらの国々と戦われる。
4その日、主の足はエルサレムの東に面するオリーブ山の上に立つ。オリーブ山はその真ん中で二つに裂け、東西に延びる非常に大きな谷ができる。山の半分は北へ、残りの半分は南へ移る。
5「山々の谷がアツァルにまで達するので、あなたがたはわたしの山々の谷に逃げる。ユダの王ウジヤの時に地震を避けて逃げたように、あなたがたは逃げる。」
  私の神、【主】が来られる。
  すべての聖なる者たちも、主とともに来る。
6  その日には、
    光も、寒さも、霜もなくなる。
7  これはただ一つの日であり、
    その日は【主】に知られている。
  昼も夜もない。夕暮れ時に光がある。
8   その日には、
    エルサレムからいのちの水が流れ出る。
  その半分は東の海に、
  残りの半分は西の海に向かい、
  夏にも冬にも、それは流れる。
9  【主】は地のすべてを治める王となられる。
  その日には、
  【主】は唯一となられ、御名も唯一となる。

☆説教  ゼカリヤ(16) 夕暮れ時に光あり

さて、今日は、ゼカリヤ書の14章、一番最後の章であります。
ま、読んでいただいたのは、1節からわずか9節まででありますので、もう一回すればいいんですけれども、一つの区切りとして、今日でゼカリヤ書の学びを終えてみたいと思います。

(ゼカリヤ14章)1節に、「見よ、【主】の日が来る」とあります。
12章〜13章と、「その日、その日、その日」と連続するということを学んでまいりました。
それはこれから起こるイスラエルの歴史の中での危機的な出来事の日を指し、
あるいは「その日」というのは、キリストの到来の日を指し、十字架を指し、
あるいはペンテコステを指し、やがてユダヤ人が悔い改める日、「終わりの日」を指し、
さらに私たちにとっての「その日」というのは、人生で体験する所の特別な日、神の恵みが及ぶその日、と幾重にも考えてまいりました。

13章の最後――先々週ですかね――終わりの日が近づく時に、ユダヤ人に嘆願の霊が注がれる程、苦難が押し寄せて来る。
12章の10節ですね。ちょっと映しますね。
(※手元のカメラで自身の聖書の箇所を映し、ゼカリヤ12:10を読む藤本牧師)

<ゼカリヤ12:10>
10わたしは、ダビデの家とエルサレムの住民の上に、恵みと嘆願の霊を注ぐ。彼らは、自分たちが突き刺した者、わたしを仰ぎ見て、ひとり子を失って嘆くかのように、その者のために嘆き、長子を失って激しく泣くかのように、その者のために激しく泣く。

そして(※藤本牧師が聖書に青い線の)丸で囲んであります、それぞれがひとり嘆き、ひとり嘆き、ひとり嘆きと(***12:11〜14)、嘆きの思いが民族全体を包むだけでなく、一人ひとりに悔い改めの霊が注がれる、という話をいたしました。

で、13章に入りますが、13章の最後の所ですね。
(※7節〜9節辺りが映され、指でなぞりながら語る)
7節から、終わりの日が近づくにつれ、大きな戦いが起こり、ユダヤ民族の三分の二が死に絶え、残りの三分の一がそこに残る(***8節)。
その彼らでさえ、銀が精錬されるように錬られ、そして金を試すように彼らは試される(***9節)。
そのようにして、キリストの十字架を仰ぎ見て、信仰を回復する日がやって来るという風に話をいたしました。
流れから言いますと、一番最後の13章7節からの戦いが非常に厳しいんですね。

そして14章の頭に(※カメラで14章が映される)――
「見よ、【主】の日が来る」とこういう風に始まります。
ですから14章、今日見ていただくのは、戦いの話だと思ってください。

「【主】の日が来る」時に、(※戦いが預言されています。)
2節「わたしはすべての国々を集めて、エルサレムを攻めさせる。」
3節「【主】が出て行かれる。決戦の日に戦うように、それらの国々と戦われる。」

決戦の日に戦うように、決戦の日になるように、国々と戦いが始まっていくわけですね。
解釈が非常に難しいです。
ある意味で、奇妙な好奇心をかき立てるような箇所でありますし、
私(藤本牧師)の説明では不十分でありますし、誰の説明を聞いても不十分で、
黙示言語ですから、その通りに解釈すべきかどうかも分からないんですが、
3つのポイントで短く考えていきます。

1)ハルマゲドンです。英語ではアルマゲドンと言います。

この言葉はよく聞きます。
この名称の映画もあります。その映画は地球に巨大隕石が衝突して、この世界が滅びる。
ハルマゲドンをどういう風に理解するのか?
それは中東を拠点に、世界中から軍隊が集められて戦う。
ハルマゲドンというのは、それは場所で言いますとパレスチナの北西、メギドの谷(***12:11、U列王23:29、U歴代35:22)を指すと言われています。
実際、紀元前の609年にユダの王ヨシュアが、メギドの戦いでエジプトの王に殺されています。
冷戦時代は、アメリカとロシアが核弾頭を量産するほど、「世界の終わりの時計」ってありますでしょう?
この核弾頭の数によって決まっていくわけですけれども、ハルマゲドンが近いと言われていました。
未だに二つの国を併せて、一万二千発の核弾頭があるんですね。
その他、インド、あるいは中国、パキスタン、イスラエル、ありとあらゆる所に核弾頭がありますので、
核戦争が始まったら、それは数分にして世界全部が滅びるほどの出来事であります。
世界の終わりが来ると言って過言ではないでしょう。

ハルマゲドンの話は何度も出てまいります。
覚えていらっしゃいます?1999年にノストラダムスがこの世界の終わりを予言していた。
ま、ノストラダムスの言葉もまた非常に奇妙でありますから、実際そうであったのかは分かりませんけれども、
これは1999年のことだという解釈が出回り、それに合わせて2000年に古いコンピューターが誤作動を起こし、核弾頭を積んだミサイルが誤発射されるという、
もう自動的にそれらが発射されるという噂が並び、
そして核シェルターが売れました。
中には大都会を離れて、水道も電気もない田舎に住む人々が起こりましたし、
一般家庭でも、また大統領官邸の下にも、核シェルターが作られたような時がありました。

ハルマゲドンという表現は、聖書に一回しか出て来ません。
それは黙示録の16章の16節です。
ちょっと開きますね。ここですね。黙示録の16章の16節――
(※カメラで映し、青い線の箇所を指でなぞりながら語る)

<黙示録16:16>
16こうして汚れた霊どもは、ヘブル語でハルマゲドンと呼ばれる場所に王たちを集めた。

と言って戦いが始まるわけです。ここに「汚れた霊どもが集めた」とありますけれども、
しかし、その少し前(14節)には、
14……全能者なる神の大いなる日の戦いに備えて、彼らを招集するためである。
【※ゼカリヤ14:2でも、「わたしはすべての国々を集めて、エルサレムを攻めさせる」】

と、あります。
これは基本的に、神とサタンの戦いなんですが、この戦いを計画しておられるのは神さまですね。
神の主導により、それに抵抗するサタンの力の中で、戦いが始まるというのが、ハルマゲドンの理解です。

私たちキリスト者は、この戦いは、イスラエル、エルサレムに対する戦いだけだ。私たちには関係ない、とはこう理解することはできません。
私たちはキリスト者、霊的なイスラエルでありますから、
これは基本的に肉的なエルサレムだけでなく、神を信じる教会に対するサタンの、悪の挑戦である、と理解することができます。

ですから、この終わりの日に対して、イエスさまは仰った――(※ルカ21章)
「よくよく信仰を備えておきなさい。」
それから「最後まで耐え忍ぶ者こそが救われるんだ。」
「様々な兆候はあるかもしれない。しかし基本的に、この日は盗人が夜にやって来るように、突然、不意を突いて私たちを襲う。」
「油断が一番の大きな危険であり、目を覚まして祈り続けなさい」と仰いましたように、
このような危機から守られるように、目を覚まして祈り続けることが私たちに求められています。

2)さて、ハルマゲドンのような世界を巻き込む、今まで歴史になかったような戦いの中にあって、神さまは私たちを守ってくださるというのが、このゼカリヤの約束であります。

ちょっと(ゼカリヤ書)14章の3節から見ていただきたいと思うんですが――
(※カメラも聖句を映し、読む)
3【主】が出て行かれる。決戦の日に戦うように、それらの国々と戦われる。
4その日、主の足はエルサレムの東に面するオリーブ山の上に立つ。オリーブ山はその真ん中で二つに裂け、東西に延びる非常に大きな谷ができる。山の半分は北へ、残りの半分は南へ移る。
5「山々の谷がアツァルにまで達するので、あなたがたはわたしの山々の谷に逃げる。ユダの王ウジヤの時に地震を避けて逃げたように、あなたがたは逃げる。」……

とあります。いいですか。
神さまが守ってくださる。なぜなら3節にありますように、
「【主】が出て行かれる。決戦の日に戦うように」とは、どういうことかというと、
神さまご自身が、決戦、つまり決着をつけに出て行かれる。
4節からの「主の足がオリーブ山の上に立ち、山が割れる」というのは、象徴的な言葉でありますので、この通りのことなのかはちょっとわかりません。
山が二つに割れて、真ん中に長〜い谷ができる。で、あなたがたは5節にありますように――「山々の谷がアツァルにまで達するので、あなたがたはわたしの山々の谷に逃げる。ユダの王ウジヤの時に地震を避けて逃げたように、あなたがたは逃げる。」

「逃げる」という言葉が三回出て来ます。これがものすごく大切です。
その戦いにあっては、主が出て来られる。そして決着をつけに出て来られる。
私たちは主が備えてくださった道を通って、私たちは逃げる。
その時に逃げなさい。ウジヤの時に地震を避けて逃げたように、あなたがたは逃げる。

世界戦争のような話、あるいは隕石が衝突する、爆弾が飛んで来る時は、逃げようがないですけれども、
しかし神さまは、この終わりの時に、私たちに逃げる方法を備えてくださると、記されていることは事実です。
この最後は、主の計画の中で始まるわけですけれども、そしてイエスさまがオリーブ山の上に立つ時に、という――これが文字通りのことかは分かりません。
でも山が割れて谷ができるほど、逃げ道が備えられる。
その逃げ道を作ってくださるのは神さまでありますので、5節の「 」内最後にありますように、「あなたがたは逃げる」と。

つまり今もいつでもそうですけれども、ハルマゲドンでなくても、神さまのご計画の中で、私たちの世界が揺れ動いてしまう程の出来事があります。
戦いがあっても、もし神さまが私たちに逃げ道を作ってくださるなら、後ろを振り返らずに、「あなたがたは逃げる!」と。
あのソドムが滅ぼされた時に、神さまは逃げ道を作ってくださいました。逃げる場所も備えてくださいました。(***創世記19章)
天から硫黄が降って来るというのはもう止めることはできない。
「わたしはこの町を滅ぼすことは決めた」と。しかしロトの家族に言いますね。
「わたしはあなたがたを逃がす」と。
「もしその道が見えたなら、一目散に逃げなさい。そして後ろを振り返ってはいけない。」

これは、私たちの人生のある場面に、非常に大切な教えなんだろうと思います。
神さまが決着をつけるように出て来られた時に、神さまは私たちを逃がすために道を備えてくださる。
その時が来たら、後ろを振り返らずにひたすら逃げなさい。

勿論、私たちが苦難困難の中で、踏み止まる、ということもありますよね。
パウロの伝道を見ますと、パウロは次の都市、次の都市と様々に移りながら、教会を建てて行きます。
それはもちろん、彼の心の内にギリシャ、小アジアの様々な都市を訪れて教会を建てたいという願いがあった、ビジョンがあったことは事実です。
でも使徒の働きを見ますと、必ずしもそれだけではないですね。
それはある町で伝道している内に、迫害され、投獄され、そしてそこから逃げるように「立ち去る」。
また自分のいのちを守るために、周囲の者たちが、パウロ先生に逃げてもらうようにお願いしている、「送り出す」という表現が使われています。
「立ち去る」という表現も「送り出す」という表現も、この場合と同じです。
神さまは山を二つに割ってでも、あなたがたがその危機から逃げることができるように道を備えてくださる。

そしたらもう一言でゼカリヤは言いますよね、「あなたがたは逃げる!」と。
地震の津波ではありませんけれども、あれ程の津波がやって来た時に、
それと抵抗したり、踏みとどまるということは不可能でありました。
どれだけ早く逃げるか?あの時言われましたよね。
三陸海岸で、防災無線がアナウンスが一生懸命現状を報道するよりも、
「もう、ともかく逃げてください。」
「避難所では間に合わないと思います。高台に逃げてください。何メートル級の波が押し寄せて来ます」と。
ハルマゲドンとはそういうことで、私たちが戦えるような戦いではない。
どこかで大きな悪の力に対して、神が決着をつけるように戦われる時に、私たちは為すすべはない。
その時神さまは、愛する者たちを必ず逃げることができるように、道を備えてくださる。
あなたがたは、ひたすら逃げなさい。そして逃げる勇気を持ちなさい。
躊躇せずに、踏みとどまったりせずに、逃げなさい。
で、私(藤本牧師)は――
それはハルマゲドンだけではない。私たちの人生の様々な場面において、
《私たちは神さまが備えてくださる逃げ道を通って逃げていく》
ということが求められているんだなぁと思っていただきたいと思います。

苦しみを受けるのは受難です。
受難というのは、逃げずに甘んじてその苦しみを受けるということでありましょう。
でも神さまがもし脱出の道を備えてくださるのであれば、私たちには逃げることが求められています。
これが二番目のポイントです。

そして三番目のポイント、これが最後になりますが、見ていただきたいと思います。
(※またカメラで、5節を映し出し指でなぞって説明する)
3)この5節の「あなたがたは逃げる」と、この言葉の後に、「私の神、【主】が来られる」と書いてあります。

そして(※そこで行が終わり、カメラ移動する)その下(の段)に、「すべての聖なる者たちも、主とともに来る。」
6その日には、光も、寒さも、霜もなくなる。
7これはただ一つの日であり、その日は【主】に知られている。
昼も夜もない。夕暮れ時に光がある。

この「夕暮れ時に光がある」という言葉で、私(藤本牧師)はゼカリヤの学びを閉じてみたいと思います。

5節の最後ですね――私の神、主が来られる。
その日、私の神、主が来られる。これは戦いに主が勝利される様子が描かれています。
ですから世界の終わりを導かれた主ご自身が、戦いに勝利されて、6節に、
「その日には、光も、寒さも、霜もなくなる。」
新しい世界が始まっていきます。

【7これはただ一つの日であり、その日は【主】に知られている。
(私たちにはわからない。)昼も夜もない。……】

でもその日に至るまで、その次の言葉、「夕暮れ時に光がある」というこの言葉を覚えておいてください。
「夕暮れ時」というのは、ゼカリヤの時代です。
神殿の土台ができても、神殿そのものを作れなかった時代。
神殿ができ上がっても、必ずしもイスラエルに味方しない国際情勢。
どことなく惰性で生きていく民。
どことなく失望する預言者ゼカリヤ自身。

つまり旧約聖書の最後から二番目のこの書物、これはまさに旧約聖書の一番最後の時代の雰囲気を象徴していまして、それが夕暮れ時でありました。
行先は不透明。神の民の将来は、やはり夕暮れ時です。

でもそこに光がある。そこに「光がある」。

振り返りますと、このゼカリヤ書というのは夕暮れ時の光でありました。
ちょっと頑張って、1章から復習してみたいと思います。
私(藤本牧師)が映し出すのが上手に映せるか(笑)という、一つの大きな問題があるんですけれども――(※と言って、カメラは聖書を追いかけていく)。

ま、ハガイ書から始めましたけれども、ゼカリヤ書の1章ですね。
神殿の土台を作り、18年間放置して、惰性で生きて来た民に対して、神さまは仰いましたね。14節ですね。
<1章14節>
14私と話していた御使いは私に言った。「叫んで言え。『万軍の【主】はこう言われる。わたしは、エルサレムとシオンを、ねたむほど激しく愛した。
夕暮れ時に。ですから神さまは、エルサレムとシオンを捨てないんですね。

2章に入りますと、神殿の再建に当たって周辺諸国の妨害が激しい中、
<2章の8節>ですね。
8……万軍の【主】がこう言われたからだ。「あなたがたに触れる者は、わたしの瞳に触れる者。(※ここは黄色のハイライトでしるしがつけてある)
つまり、あなたがたは周辺諸国の妨害から、神さまの瞳として、神さまによって絶対的に守られている。夕暮れ時に。

3章では、神殿建設を担う一人、大祭司ヨシュアが汚れた服を脱がされて、
<3章の4節>ですね。
4……「見よ、わたしはあなたの咎を除いた。あなたに礼服を着せよう。」
彼もまた夕暮れ時の光となって行く、ということが分かりますね。

4章では、神殿建設のもう一人の担い手、行政の長ゼルバベルを、
<4章6節>
6……「これは、ゼルバベルへの【主】のことばだ。『権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって』……
夕暮れ時に、立たされたゼルバベルに対して、『あなたの能力ではない。あなたの力ではない。わたしの霊によってこれを成し遂げる』と仰いました(光の強さを見せてくださいました)。(※『』内はハイライトでした。)

5章では、いくつかの言葉が出て来るんですけれども(※オレンジの色のペンでしるし)
<5章の3節>にこう出て来ますね。「取り除かれ」
<5章の6節>に「出て行く」
<5章の9節>に、「持ち上げる」
この取り除かれ、出て行くようにさせられ、持ち上げられて、遠い国へと運ばれて行くのは民の罪です。
神さまは、夕暮れ時であっても、わたしはあなたがたの罪をきよめる。そしてあなたがたをわたしの民とする。

<6章の12節>では――「彼にこう言え」と言った後に、こうありますでしょう。
12……『万軍の【主】はこう言われる。見よ、一人の人を。その名は若枝。彼は自分のいるところから芽を出し、【主】の神殿を建てる。
13彼が【主】の神殿を建て、……
というこの若枝を、イエス・キリストの預言だという風にお話をしました。
まさに夕暮れ時に現れる主イエス・キリストですね。

<7章には、5節の最後>にこうあります。
5……本当にこのわたしのために断食したのか。
<7章の9節>に――
9万軍の【主】はこう言われる。「真実のさばきを行い、誠意とあわれみを互いに示せ」
というのは、「夕暮れ時に必要なのは、形だけの断食ではない。互いに真実のさばきを行い、特に誠意とあわれみを互いに示せ」という、信仰の真実のあり方をゼカリヤはこの章で示しています。

<8章では、5節>にこうありましたね。
5 都の広場は、男の子と女の子でいっぱいになる。子どもたちはその広場で遊ぶ。
というのは、どんな夕暮れ時にも未来がある、ということを神さまは約束しておられます。

<9章の12節>、これは何度も一緒に見た言葉ですね。
12 望みを持つ捕らわれ人よ、砦に帰れ。
これから先も何回も捕らわれているような状況にあるあなたがたは、望みを失ってない。わたしという砦に帰って来なさい。

<10章の1節>では、どんな時であっても、たとえ夕暮れにあっても、
1【主】に雨を求めよ、後の雨の時に。
祝福の聖霊の雨を求めよ、と学びました。

<11章の所>では、イエスキリストの預言を見ました。
イエス・キリストは、銀三十シェケルで十字架に引き渡されて行く。
でもそれは私たちの罪を担うために、イエスさまは十字架にかかられた。

<12章に、先ほど見ました10節>に、
恵みと嘆願の霊を注がれる。その時、自分たちが刺し通した者、主イエスを仰ぎ見て、私たちは悔い改める。でも同時に注がれるのは、嘆願の霊だけではないです。恵みの霊が注がれる。私たちは信仰をもって、キリストの十字架を受け止めることができる。

そして<13章1節>に――
1その日、ダビデの家とエルサレムの住民のために、罪と汚れをきよめる一つの泉が開かれる。

これらすべてが、「夕暮れ時に光がある」に、私(藤本牧師)は集約されているように思います。
ハルマゲドン、世の終わりは必ず来ます。
そして夕暮れというのは、この世の終わりに向かっての夕暮れでありましょう。
でも世の終わりだけではない。私たちの人生がもう終わったかのように思える程、
私たちは、夕暮れを実感することはいつもあります。
その時に、私たちは希望を持つ捕らわれ人として、主の砦に帰る。
その時に、私たちは私たちのために開かれた泉から聖霊の流れを飲む。
夕暮れ時であっても、主は私たちの汚れた着物を脱がせ、私たちに礼服を着せてくださる。
夕暮れ時であっても、私たちは覚えておかなければいけない。
すべてのことは、私たちの『権力によらず、能力によらず、主の霊によって』。
そしてどんなに見放された時であったとしても、主の妬むような愛は私たちの上に注がれるということを忘れないようにしたい。
そういう意味で、私(藤本牧師)はゼカリヤ書の最後のメッセージを、「夕暮れ時には光がある」というこのみことばで閉じようと思いました。

☆お祈りをいたします――藤本牧師
恵み深い天の父なる神さま、人生に何度となく夕暮れ時がやって来ます。いや、この世界全体が、今現在戦争が起こってないような平和な時かもしれませんけれども、しかし世界の終わりを告げる時計は一分一分早まっていると思う程の国際的な緊張関係の中にあります。もしその緊張関係が爆発したとすれば、75年前の犠牲者どころではない。大変な出来事になる。まさに世界の終わりが来るように私たちは懸念いたします。

そんな時でも、あなたは山を割ってでも、私たちに逃げ道を作ってくださると仰いました。「逃げよ」という声が聞こえたら、後ろのものを手に取らずに一目散に逃げることができるように。後ろを振り返らずに希望をもって開かれた逃げ道に、私たちは突進していくことができますように。

そして何よりも、その逃げ道を作ってくださり、その逃げ道の向こう側にあるお方はあなた自身であり、あなたは光として私たちを惹きつけ、私たちを輝かせてくださり、私たちに平安をくださるお方であるということを忘れることがありませんように。愛する主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン。

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