みなさま
いよいよクリスマス礼拝(本来なら、毎年25日ですが……)なのでしょう。24日のイブの礼拝。
寒さが一区切りなのか、寒波がまたやってくるのか、どうか先生方のご健康、ご家族、教会が守られますようにお祈りしています。
アドベント四週は、高津教会の伝道師、戸塚雅昭先生にお願いしました。
著作権はありませんので、自由に用いいてくださると感謝です。
ありがとうございました。
******************************************** 12月20日(日)ある夜、突然 さて、その地方で、羊飼いたちが野宿しながら、羊の夜番をしていた。すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が周りを照らしたので、 彼らは非常に恐れた。(ルカ2:8−9)
ここはベツレヘムの郊外の牧場。夜勤の羊飼いたちは羊の番。野宿できるくらいの寒くない季節。12月ではないようです。見上げれば夜空は満天の星。羊たちは安らかに眠っています。いつものように、静かに静かに夜は更けていきました。 するとその時、恐ろしい現象が起こります。夜の闇を照らす光が周りに。主の使いの到来です。それは、驚くべき恵みの世界への案内役でした。
「神さま。いつもと変わらない日常生活で、突然思いも寄らない出来事に遭遇することがあります。恐れ、戸惑い、嘆き、先が見えない不安におびえる時、あなたを仰ぐ気持ちの余裕を与えてください。どのような状況の中にあっても、そこに 思いも寄らない、次のステップへと導かれる扉があることに気づかせてくださいますように」
12月21日(月)降誕メッセージ 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです」(ルカ2:10ー11)
とてもおびえる羊飼いたちに、御使いの第一声が語られます。「恐れることはありません。見なさい」奇怪な現象ではなく、これから語るメッセージをしっかり聞くように、御使いは羊飼いたちが自分に注目するように促したのです。告げられたのは、今日ベツレヘムで救い主がお生まれになったという「喜びの知らせ」でした。まさにこれこそが福音、「福」の「音」ずれです。救いの恵みの到来は、素朴な信仰をもっていた名もない貧しい夜番の羊飼いたちに、最初に告げられたのでした。
「神さま。あなたの導きによって、救い主誕生という喜びの知らせは、あの夜から現代にいたるまで、語り継がれてきました。そして今年のクリスマス。喜びの知らせに慣れてしまい、年中行事化することがありませんように。先が見えない様々な不安をかかえる今だからこそ、私たちのためのお生まれになった救い主を、静かにじっくりと喜び味わい、感謝するひとときを与えてください」
12月22日(火)救い主のしるし 「あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです」(ルカ2:12)
私たちのために誕生された救い主のしるし。御使いは羊飼いたちに、それを明確に語りました。 @ 救い主は布にくるまっている。 それは、貧しくなってくださったしるし。 墓に埋葬されるときも布にくるまれました。 A 救い主は飼葉桶に寝ている。 それは、罪人のところに来られたしるし。 主は飼葉桶より汚い私の心にも来られました。 B 救い主はみどりごの姿でこの世に生まれた。 それは、完全な人間となられたしるし。 やがて十字架で、無力をさらけ出されました。
「イエスさま。あなたは永遠の昔から神さまで あられる方なのに、ご自分を無にして、この世に 来てくださいました。御使いを通して、救い主のしるしを、この夜の羊飼いだけに語られたのですね。そのしるしに秘められた意味を、深く思い巡らすことができますように、導いてください」
12月23日(水)栄光と平和が すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。 「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように」(ルカ2:13−14)
想像を絶する光景です。天の御使いの軍団が大勢現れて、神さまを賛美する姿。その内容は恵みの祈りでした。天では栄光が神さまに、地上では平和が人々にありますようにと。救い主は私たちに平和を与えてくださる。神さまと人との平和。人と人との平和。そしてわが心の中の平安。みこころにかなう人々、すなわち、救い主を信じた人々にそれが実現するという約束でもあります。
「神さま。救い主は、この地上に究極的な平和を実現するために誕生されたことを感謝いたします。まずは私の心に平安を満たしてください。そして、争いの絶えないこの世に、難しい人間関係の中に、あなたの平和を運ぶ器にしてください」
12月24日(木)見届けて来よう 御使いたちが彼らから離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは話し合った。「さあ、ベツレヘムまで行って、主が私たちに知らせてくださったこの 出来事を見届けて来よう(ルカ2:15)
御使いたちからの知らせを見聞きしたあと、羊飼いたちは決断しました。救い主の誕生という喜びの出来事を、ダビデの町ベツレヘムに実際に行って確かめて来ようと。「救い主のしるし」を手がかりに、この夜に赤ちゃんが生まれた家を捜し回りました。信じたことを行動に移したのです。
「イエスさま。今日はクリスマス・イブ。キャンドルサービスの礼拝の日を迎えました。単なる教会のイベントとしてではなく、あなたの誕生を「喜びの知らせ」としてこころから受けとめるひとときでありますように。また、それを確かめようとした羊飼いたちのようなワクワクする新鮮な期待感を、私たちにも持たせてください」
12月25日(金)イエスとの対面 そして急いで行って、マリアとヨセフと、飼葉桶に寝ているみどりごを捜し当てた。それを目にして羊飼いたちは、この幼子について自分たちに告げられたことを知らせた。 (ルカ2:16−17)
羊飼いたちは遂に赤ちゃんの救い主にご対面します。感謝・感激のうちに、彼らは御使いから聞いた「救い主のしるし」を、両親をはじめその場にいる人たちに話しました。聞いた人たちは驚き、 マリアはそのことを心に納め、思い巡らしました。
「神さま。マリアには、先ほど自分が産んだ子どもが救い主だとずっと前からわかっていたんですね。だから、羊飼いたちの話をあなたからのメッセージとして捉えることができました。私たちも 救い主を信じている者として、あなたのみことばを心に納め、思い巡らすことを教えてください」
12月26日(土)賛美の帰途 羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った(ルカ2:20)
羊飼いたちは確かに救い主に出会いました。覚めやらぬ感動・感謝は、神さまへの礼拝・賛美へ。 恵みに生かされる歩みが始まった夜でした。
「神さま。待降節・降誕節が終わっても、イエスさまが私たちのために来られた「喜びの知らせ」が心に刻まれますように。十字架・復活の贖いの恵み を日々覚え、主をあがめ賛美させてください」
みことばと共に行くアドベント 2020 第4週
***************************************** ※今回は初めて戸塚伝道師の霊想、ワードのみ送っていただきましたので、そのままPDFにいたしました。T・Y
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LAST UPDATE: 2020.12.19 - 11:10 |
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