題      名: みことばと共に行くアドベント2012
氏      名: T・Y
作成日時: 2012.12.01 - 15:41
 
                  みことばと共に行くアドベント
                    
                    2012年アドベント第1週       
                        担当:藤本満

12月3日(月) イザヤ42:1-2 
見よ。わたしのささえるわたしのしもべ、……。彼は叫ばず、声を上げず、ちまたにその声を聞かせない。

 主よ、巷のクリスマスに心が温かくなります。クリスマスの騒ぎに、ああ幸せな世界だな、とも思います。しかし、イエスさま、あなたは静かにこの世界に降りてこられたのですね。ベツレヘムの馬小屋に、荒野の果てに。
 ですから、私の心も静めてください。そっと、あなたをお迎えするにふさわしく、アドベントに静まる時を大切にさせてください。
 ふと、思い起こさせてください。御子が父なる神に支えられて地上を歩まれたように、私たちも主イエスに支えられて、この一年間を歩んできた、この恵みを。

12月4日(火) イザヤ42:3
彼はいたんだ葦を折ることなく、くすぶる燈心を消すこともなく、……。

 イエスさま、私の心も身体も傷つきやすい葦です。簡単に折れてしまいます。折れた先が枯れていきます。私のたましいは、しばらくの間くすぶってきました。世の中のことにもまれて、風前の灯となっていました。
 でも、あなたはそんな私を見捨てることなく、私の中の小さな信仰の灯芯をもみ消すことなく、そこに聖霊の息吹をふきかけて火種を残していてくださいました。
 いま、この信仰の灯芯を強く燃やしてください。聖誕の輝きに生かされて、日常の嫌なことも辛いことも、くすぶる生活に新しい力を与えてください。
  
12月5日(水) イザヤ42:4
彼は衰えず、くじけない。ついには、地に公義を打ち立てる。

 主よ、私はすぐにくじけます。私のやる気もいつの間にか衰えてしまいます。
 こんな私が支えられて信仰生活を続けてこられたのは、あなたの衰えない、くじけない情熱的な力にあふれた愛が私の人生を導いてくださったからですね。
 信仰年限が何十年と重ねることができたとしたら、試練にあっても信仰を捨てずに乗り切ることが出来たとしたら、それはひとえに、あなたの衰えず、くじけない恵みがあったからですね。
 主よ、どうか新しい年も、その次の年も私を支え導いてください。そうして、「ついに」私のような者も天国の門をくぐることができますように。

12月6日(木) イザヤ42:6
わたし、主は、義をもってあなたを召し、あなたの手を握り、あなたを見守り、あなたを民の契約とし、国々の光とする。

 主よ、あなたの召しの声を聞かせてください。私のような者をキリスト者として召してくださった、その声を聞かせてください。「わたしに従ってきなさい」とおっしゃった、その声を。
 私がもたつき、様々な関心に心を奪われ、恐れに震え、心乱されるとき、私の手を握ってください。ひとりぼっちで悩む私を見守っていてください。元気でいられるように、仕事も学びも全うできるように見守ってください。
 そして、私が強められたら、それを自分の誇りとしないで、ああ、主はこのようにして私を「国々の光」「世の光」としてくださったのですね、とあなたに栄光を帰して、感謝を捧げる者としてください。

12月7日(金) イザヤ42:9 
先の事は、見よ、すでに起こった。
新しい事を、わたしは告げよう。それが起こる前に、あなたがたに聞かせよう。

 主よ、教えてください。聞かせてください。新しい事を。あなたが私のために立てておられる平和を与える計画を。
 そうして、昔の事にこだわって、なかなか前に進むことができない私を過去から解き放ち、前を向かせてください。それが嫌な過去であれば、恥多き昔であれば、それらを葬り去ってください。
 主よ、あなたは預言者イザヤを通してイスラエルの民に語られました。同じように聖霊の声を聞かせてください。私は「新しい事」をしてくださるあなたを待ち望みます。希望の光が、私のうちにあります。
 
12月8日(土)  イザヤ42:20
あなたは多くのことを見ながら、心に留めず、耳を開きながら、聞こうとしない。

 主よ、どうしてなのでしょう。私の心のかたくなな状態は、どこから来たのでしょう。あなたがたくさんの御業をなしておられるのに、心に留めようともせず、多くの御言葉に恵まれていながら、それに聞き従おうとしない私の心。
 主よ、このアドベント、私の心を砕いて柔らかにしてください。あなたの御業に心を留め、あなたの教えに耳を傾け、あなたを賛美し、感謝する者としてください。
 そして喜ぶべきことに喜び、涙すべきことに涙し、私を素直な一人の人にしてください。