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::: 高津教会 説 教 :::


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Name   fujimoto
Subject   慰めの子バルナバ
慰めの子バルナバ             
  
 先週は、アナニヤから学ぶことができました。今日は、同じ使徒の働き9章を見ながら、アナニヤ同様にパウロを助けたバルナバという人物を見たいのです。やがてアンテオケの教会から、パウロと組になって、最初の世界宣教に派遣されたクリスチャンです。使徒の働きでは、パウロを中心に話が進んでいきます。そして、バルナバは、聖書に残るような手紙を一つも残していません。聖書によりますと、バルナバは、パウロのような大きな教会を建てたとは、どこにも記されていません。しかし、しかし、使徒の働きの11:24に、彼は「りっぱな人物で、聖霊と信仰に満ちている人であった。こうして、大ぜいの人が主に導かれた」としるされています。
 さて、この箇所の他に、具体的にバルナバがどのような人物であったのか、使徒の働きに3カ所彼の働きをみることができます。

1)4:36−37「キプロス生まれのレビ人で、使徒たちによってバルナバ(訳すと、慰めの子)と呼ばれていたヨセフも、畑を持っていたので、それを売り、その代金を持って来て、使徒たちの足もとに置いた。」

 バルナバが最初に登場するのが、初代教会が経済的に困窮したときです。彼は自分の持っていた土地を売って、その代金を使徒たちの足下において、その必要に使ってくれと、言います。初代教会が神の国の働きを進めて行くのに、なんとかして自分も参加しようと、もっていたものを捧げたのです。おそらく、その多くは、宣教のために用いられ、また教会の中の貧しい人々を助けるために使われたでしょう。
 バルナバは兄弟姉妹を愛していたことでしょう。しかし、それだけではなくバルナバは、教会のすばらしさを信じていました。彼は、教会を愛していました。教会は人間の集まりです、欠陥を探したらいくらでもでてきます。私たちも、教会を誇りに思って、その素晴らしさを信じたいのです。私たちはみな、性格の違いや考え方の違いで、人間の集まりの中で揺れ動きます。しかし、教会とはその本質において「キリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです」(エペソ1:23)。教会の人間的な側面に捕らわれないで、教会の本質を見続けることが大切です。彼の本名は、ヨセフですが、使徒たちの間で、バルナバ、すなわち励ましの子(慰めの子)と、呼ばれるようになります。

2)9:26−7

 「サウロはエルサレムに着いて、弟子たちの仲間にはいろうと試みたが、みなは彼を弟子だとは信じないで、恐れていた。ところが、バルナバは彼を引き受けて、使徒たちのところへ連れて行き、彼がダマスコに行く途中で主を見た様子や、主が彼に向かって語られたこと、また彼がダマスコでイエスの御名を大胆に宣べた様子などを彼らに説明した」。

 状況はこうです。教会を迫害してきた暴力的なパウロが突然回心します。パウロは、なんとかしてエルサレムにいるクリスチャンとの交わりの中に入ろうとします。しかし、考えても見れば、パウロは長い間教会を迫害する先頭に立っていました。教会は、パウロを殺人狂とみてきました。ですから、本人が、悔い改めて、これからクリスチャンになりました、といっても、誰も信じるものはいません。パウロは、クリスチャンになったと嘘を言って、我々をスパイしにくるに違いない、いずれは、我々をローマ軍に渡して、抹殺するつもりだ、というのが大方の考えでした。
 誰も、パウロを信じなかったとき、バルナバは彼を信じました。誰もパウロに可能性を見いださないとき、バルナバは、それを見いだしました。バルナバは、レビ族の出身ですから、ユダヤ人なの中でも、最も保守的で、その教育も育ちも、最もユダヤ的です。その背景を盾にして、パウロを助けたのです。先に、自分の財産を、永遠の世界に投じた彼は、今度は自分の経験を永遠の世界のために利用しています。
 私たちも自分の経験を主のために使うように召されています。体の強い人は、体の弱い人の問題が分からないでしょう。病気の体験があるからこそ、病気の人を思いやることができます。仕事の経験、人生の苦労、これらは私たちの賜物と同様に、主によって用いられるのです。

3)15:36ー39
 「幾日かたって後、パウロはバルナバにこう言った。「先に主のことばを伝えたすべての町々の兄弟たちのところに、またたずねて行って、どうしているか見て来ようではありませんか。
  ところが、バルナバは、マルコとも呼ばれるヨハネもいっしょに連れて行くつもりであった。
  しかしパウロは、パンフリヤで一行から離れてしまい、仕事のために同行しなかったような者はいっしょに連れて行かないほうがよいと考えた。
  そして激しい反目となり、その結果、互いに別行動をとることになって、バルナバはマルコを連れて、船でキプロスに渡って行った。」

 慰めの子、バルナバは、このカ所では、自己嫌悪に陥って、見放されたマルコを慰めています。それは、第一回の宣教旅行の時でした。パウロ、バルナバ、マルコの3人が、アンテオケの教会から遣わされて、世界へ出て行きます。決して、簡単な宣教ではありませんでした。至るところで、彼らは迫害に会いました。船は難破します。病気にはなります。そこで、とうとうマルコは、ねをあげてしまいました。彼は、挫折して、もうこれ以上ついて行けないといって、一人アンテオケに戻ってきました。彼は、絶望した、挫折した男です。
 後にパウロとバルナバもアンテオケに戻ってきます。次の宣教旅行の計画が出ると、マルコは、もう一度だけ自分のチャンスをくれと頼みます。マルコは、懇願します。
 「先生、まことに申し訳ありませんでした。でも今度は大丈夫です。もう一度だけ、チャンスをください」
 しかし、パウロは、どうしても「うん」といいません。主は、その代わりにバルナバを用意されました。がっかりして、顔もあげられないマルコにバルナバは言いました。
  「さあ、パウロの言っていることなんかに耳かさないで。ときどき、あいつは頑固になるから。一緒にがんばろう。マルコ、君を通して、神は偉大なことをなされることを、私は信じてるよ。」
 バルナバは、マルコを励まし、マルコを背負ったのです。バルナバはマルコを連れて、キプロスに渡り、パウロはシラスを連れて、シリヤの方へ行きました。ここで、バルナバによって励まされたマルコは、後にマルコによる福音書を記します。バルナバが、慰めの子でなかったら、起こらなかったことです。

 少し長い話になりますが、聞いて頂きたい。これで最後にします。アメリカのクリスチャンの社会学者トニー・カンポーロという人物が本に記してます。

ミセス・トンプソンは 小学校の先生です。毎年、新学期になって、新しい顔を前にすると、いつもおっしゃいました。 「みなさん、先生は、子どもはみんな大好きです。先生は、えこひいきが大嫌いです。」
 先生は、クリスチャンでした。
 でも、それほど、簡単には行かないのです。なぜなら、クラスの中には、必ず、良くできる、可愛らしい、先生のいうことを聞く、集中力に富んだ、他のお友達を大事にする、そんな「特別良い子」がいるものなのです。
 えこひいきをしがちな理由はそれだけではありません。なぜなら、クラスには、必ず、いけすかない、何をしてもこちらの感にさわる子どもがいるものです。休むと、こちらがほっとするような子が必ずいるものです。
 ミセス・トンプソンのクラスにもいました。名前は、テディ。はじめから、テディは、学校には関心がないようでした。何をしても、鈍いようで、彼の顔にも、その目にも、興奮したキラキラ輝くものをミセス・トンプソンは見たことがありません。
 先生が、テディに話しかけると、彼の返事はいつも単発。「うん」か「うんうん」だけでした。洋服はいつもすすけていました。頭の毛からは、何日も風呂に入っていない、不潔な臭いがします。テディのテストを採点するとき、いつも先生は、軽快なペンを走らせます。まちがいがあると、必ず横にバツマークをつけてやり、それを簡単にたして、上に赤で大きく、10点、20点とつければ、それでおしまい。
 学校に記録のために残す成績表は、実に簡素なものでした。もっと、良いところを捜せば、出てきそうなのですが、
1学期:学習にも、生活態度にも、改善を望むのみ、本人の力はまだあるようだが、家庭の環境がそれを伸ばすことを許さない。
2学期:家庭学習を何しろ怠っている。母親は、この学期間、病気に入院。家での、学習指導の形跡無し。
3学期:生活態度は問題無し。しかし、学習に極度の時間がかかる生徒。友達もほとんどない。母親は、学期のはじめに死亡。父親との面談はあったが、あまり子どもの教育には関心がない。
 学年末のお別れ会がクラスでありました。生徒たちは、思い思いに一年の先生への感謝を込めて、贈り物をすることにしました。当日、先生の机の上には、生徒たちからのプレゼントが山と積まれていました。その中に、テディからのものがありました。
 不格好に茶紙で包まれて、上からセロテープで抑えるようにとめてありました。紙の上には、「ミセス・トンプソンへ。テディより」とだけ書いてありました。
 開けてみると、中から、緑色の石を飾った、はげかけたブレスレットが一つでてきました。石は、半分欠け落ちてありません。それともうひとつ。安っぽい香水の瓶がありました。
 生徒たちは、それを見るなり、クスクス笑い、中には、バカにするものもありました。でも、先生もはクリスチャンの先生です。まあまあ、しょうがないプレゼントと思いながらも、すかさず、そのブレスレットを腕にはめ、香水を首筋につけて、生徒たちの前でいいました。「いい臭いがするでしょう。」
 生徒たちも、先生の促しについて、「本当、すごい」とか、これみよがしに言いました。
 その日の放課後、子どもたちが帰っても、Teddyは、先生の後ろをうろうろしています。そろそろと先生の後ろにきて言いました。
 「先生。先生は、お母さんとおんなじ臭いだ。
  お母さんのブレスレット、先生にとっても似合ってるね。  ぼくのプレゼント、先生、気に入ってくれて良かった。」
 テディが帰ると、先生は教壇の下にひざまずいて、神に赦しを乞いました。
 次に日に、子どもたちが学校にくると、子どもたちは新しい先生に向かえられました。ミセス・トンプソンは、新しいく生まれ変わったのです。もうただの先生ではありません。神によって遣わされた先生です。1年か2年の担任としての付き合いが終わっても、子どもたちの人生に深く何か永遠なものを刻み込もうと、一生懸命、一人一人を愛しました。特にテディを愛しました。
 ――話は続いて、やがてテディが先生を自分の結婚式に招待するのですが、ここでやめておきます。パウロも教会も、アナニヤによって支えられ、バルナバによって助けられてきたのです。私たちが、どんなにパウロの信仰と言ってみたところで、アナニヤがいなければ、バルナバいなければ、パウロはいなかったことでしょう。こうした慰めが、支えがなかったら、私たちもパウロも、育っていきません。私たちは互いに、アナニヤでありバルナバなのです。

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