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::: 高津教会 説 教 :::


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Name   fujimoto
Subject   「アヴェ・マリア」
「アヴェ・マリア」 
       ルカ1:26−38

 古今東西、アヴェ・マリアほど、多くの調べで、美しく歌われ得ている歌は、他にないと言っても良いでしょう。皆さんは、どのアヴェ・マリアがお好きですか。グノー? シューベルト? ブラームス? 歌詞は、カトリック教会から古く伝わる祈りですが、その最初のところは、私たちもよく知っています。
 28節「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます」。Ave Maria, gratia plena, Dominus tecum(アヴェ・マリア、グラツィア・プレーナ、ドミヌス・テークム)。アヴェ・マリア:おめでとうマリア、グラツィア・プレーナ:恵みに溢れる方、となります。
 今朝は、この「アヴェ・マリア」に対して、マリヤの応答は3つの視点から見て頂きたいと思います。

1)まず「おめでとう」との挨拶に反して、マリヤは28節「ひどくとまどった」と記されています。
   いきなりの天使の登場ばかりでなく、その天使が伝えるメッセージそのものに驚きととまどいと不安を覚えたのです。この挨拶の瞬間だけでなく、いい知れない「とまどい」となってマリアの心を包んだことでしょう。
 ある日突然、目の前に天使が現れ、「あなたは神様の子と呼ばれる男の子を、聖霊によって身ごもって産む。」と告げられたのです。マリアはこの時、天使の言っていることが一体何を意味しているのか、正直な所、少しも判らなかった のではないかと思います。
 後に、自分の産む子が十字架にかかり、三日目に復活し、天に昇り、まことの王、神の子として人々に拝まれる者となること、自分自身が「神の母」と呼ばれるようになること、そんなことは少しも判らなかったと思います。

 この時、マリアがかろうじて判ったことは、「自分が男の子を産む」ということでした。確かに32節、33節を見ますと、天使はマリアに説明しています。生まれてくる方が、どういう存在なのか。
 しかし、この時マリアに、このことが理解出来たとは私には思えないのです。その先のこと以前に、自分が結婚もしていないのに、ヨセフとは婚約をしているけれど、まだいっしょに住んでもいないのに……。彼女の口からでた言葉は、34節です。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」
  それ以外のことは、彼女の頭の中に入りきらなかった、判断不能という状態だったのではないでしょうか。なんだか、私たちの洗礼と似ていると思いませんか。子どもの頃に洗礼を受け、また大人になって教会に来て、洗礼を受けます。終わった後、みんなに「おめでとう」と言われて、とまどうこともあるでしょう。洗礼式の中で言いしれぬ感動に包まれ、涙が流れることもあるでしょう。しかし、まだ先のことなどさっぱりわからないのです。これから先、いかなることとがあっても、わたしはあなたを捨てない、とおっしゃる主の恵み、復活の力も、天国の喜びも、わかりません。苦しいことも、悲しいことも、すべてを相働かせて益としてくださる主の力も知りません。それでも、「おめでとう」なのです。そして、その人のうちに、恵みはあふれるのです。洗礼を受ける私もまた、アヴェマリア、グラツイア・プレーナなのです。
 さて、マリアを見てみましょう。天使は頭が混沌として、理解できず、とまどっているマリアを諭して言います。 
  36節「ごらんなさい。あなたの親類のエリサベツも、あの年になって男の子を宿しています。不妊の女といわれていた人なのに、今はもう6ヶ月です」――近頃起きた出来事です。実例です。マリアの親類に当たるエリサベツが、高齢で不妊の女と言われていたのに身ごもったという出来事を告げます。天使は何とかマリアを納得させようとします。しかしどんな実例を並べられても、納得がいくでしょうか。それが自分のこととして捉えることができるでしょうか。いいえ、あり得ないことは、あり得ないのです。
 それに対して、天使はこう告げます。37節「神にできないことは何一つない」。それは、決定的な宣言でした。この「神にできないことは何一つない。」という天使の言葉は、マリアに対しての丁寧な説明をしているというような言葉ではありません。「マリヤよ、ゴチョゴチョ言わず、この神様の御業を受け入れれば良いのだ。」というような強い言葉であります。
 かつて天使は、アブラハムとサラに現れて、同じ事をおっしゃいました。創世記の18章において、アブラハムとサラが来年までには子をもうけると神の人に告げられて、それを信じることが出ずに笑ってしまったときに、神の使いががアブラハムとサラに向かって告げたのと同じ言葉です。それはアブラハムとサラの理屈や不信仰をぴしゃりと黙らせる、決定的な言葉でした。
 不信仰を責められ、叱られたときの言葉なのです。マリアとて、もうここまで言われてしまえば受け入れるしかない。私たちの場合もそうなんです。この聖書の言葉によって、私たちの理屈や不信仰の声がぴしゃりおさえられてしまいます。「神にできないことは何一つない」・・・そうか。

2)そのときのマリアの反応が、38節「おことばどおりこの身になりますように」との信仰です。英語では、Let it be unto meです。ビートルズのポール・マッカートニーの作詞、レット・イット・ビー。現在でも、公式CDでこの局のタイトルを見ると「なすがままに」と訳されていますが、それではあの歌詞にそぐわないのです。
 ポール・マッカートニーの詩では、「気がつくと、苦難に囲まれた私。でもそのようなとき、母なるマリアが私の耳にささやく。「レット・イット・ビー、レット・イット・ビー」
 この「レット・イット・ビー」を、どう訳すか、それはキリスト教でも違いがあったのです。マリヤを神のように崇拝してきたカトリックでは、伝統的に、「そのようにしなさい」という訳です。つまり、マリヤさんがガブリエルに命令しているのです。「良きに計らえ」ではありませんが、「そのようにしなさい」と。
 しかし、物語の流れからは、そうは判断できません。いきなり、おめでとう、恵みに溢れた方、との挨拶に恐れ惑い、その恵みに尻込みしてしまうマリヤです。しかし天使が、「神にできないことは何一つなし」と力強く語ったとき、マリヤはそのみことばを信じて、信頼して、その恵みを疑わずに受け入れたのです。
 ですから、「レット・イット・ビー」の訳は、これでいいのではないでしょか。「お言葉通り、この身になりますように」。それは、マリアが、神の奇跡を自ら進んでその身に引き受けたというよりも、何も良く判らないままに、天使に説得され、叱られ、受け入れ、用いられたのではないかと思うのです。マリアがその道を選んだのではなく、神様がマリアを選んでその道を行かせようとしておられるのです。それに対して、マリアはへりくだって、お言葉通りこの身になりますようにと、その道を受け入れることができました。それがマリアの美しさです。
 マリアは自分のことを、「わたしは主のはしためです。」と言いました。「はしため」とは奴隷の女という意味です。奴隷には主人がいます。マリアはここで、「神様、あなたがわたしの主人です。どうか、御心のままに、わたしを用いて下さい。」そう言っているのです。
 神様の求め、神様のご計画、それが良く判ったから、マリアはそう言っているのではないのです。良く判らないのです。良く判らないなりに、神様が私を用いようとされているのならば、それが良い。マリアは全能な神の御前に立ち、主に全てを委ねたのです。

3)マリアは言いました。「この身に」なりますように。
 神様の御業というものは、「この身に」起きるのです。神は私の人生に突入し、私共の人生を造り変えられるのです。
 私たちはみな自分の聖書を持って教会に来ます。それは、単に聖書を大切にしているからではありません。それは私たちの信仰です。この聖書のみことばすべてが、「この身になりますように」。聖書に記されている主の愛も導きも、十字架も復活も、すべて「この身になりますように」という願いを持って、自分の聖書を大事にしているのです。
 とまどいながらも、主の祝福を受け入れ、この身を主に差し出して、その恵みが「この身になりますように」と祈ることこそ、マリアの信仰です。

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DATE: 2004.12.13 - 11:12

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