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::: 高津教会 説 教 :::


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Name   fujimoto (http://www.tkchurch.comhttp://www.tkchurch.com)
Subject   イエスに出会った人々(5)――サマリヤの女
イエスに出会った人々(5)――サマリヤの女
             ヨハネ4:1−18

 物語は、6節、イエスさまがサマリヤの町に来たとき、「旅の疲れで、井戸のかたわらに腰を下ろしていた」と始まります。時は、6時頃というのは、昼の12時頃、太陽の照りつける時間です。そこに一人の女性が水を汲みに来ました。井戸に水を汲みに来るには、朝です。この女性は、他の人たちと顔を合わせるのを避けていました。井戸に近づくと、びっくりします。なんとそこには人がいる。しかも男性です。そして、彼女を見るなり、話しかけてきます。
 「私に水を飲ませてください」
 女性は、目をまんまるにして、答えました。
 「あなたは、ユダヤ人なのに、どうしてサマリヤの女の私に、飲み水をお求めになるのですか」 
 聖書は時代的な背景を記していますが、ユダヤ人とサマリヤ人は敵対していて、全く関わりを持たなかったのです。しかも、男性が女性に話しかける。
 いや、私たちに当てはめて考えますと、もっと驚くことがあります。それは、イエスさまが旅の疲れで、井戸の傍らに座っていたと、話が始まっているからです。くたくたなんです。それが、どうして真っ昼間に井戸に水を汲みに来るような問題ある女性とかかわるのですか。

1)イエスさまの出会いは、こうしてご自身の必要を越えて、私たちと関わってくださるところから始まります。
 フランスの実存主義の文学者、アルベール・カミュの作品に「転落」というのがあります。主人公は、アムステルダムの中心にあるバーに毎日入り浸っている人物。そこで彼は、毎晩、周りの人の人生にさまざまなコメントをするのです。そこに一人の男性が出てきます。彼は、夜、橋を渡りません。もし、そこで誰かが入水自殺をしようとしてたら、どうなるだろうか、と考えると、橋を渡ることができない、というのです。
  真っ暗な夜、もし誰かが川に飛び込んだら、自分には二つの選択枝しかない。自分も冷たい水に飛び込んで、彼を救おうとするか。いや、そんなことはできない、だから助けを呼びに行くのか、見過ごすのか。すると、あとあとで、その時飛び込む勇気のなかった自分を、責めることになる。だから、夜、橋を渡らないというのです。
 何を恐れているのでしょう。夜ですか? 橋ですか? 冷たい水ですか?いいえ、面倒なことに巻き込まれること、人と関わることを恐れているのです。面倒なことに関わると、それはそれは自分の人生も面倒なことになります。そのカミュの姿は、私たちの姿でもあります。
 しかし、イエスさまは、見過ごさないです。イエスさまが私たちと出会うということは、イエスさまは私たちの面倒とかかわってくださるということです。

2)イエスさまとの出会いは、人生の深い問題に直面することになります。
 この女性には、誰もが知っていたことがありました。この女性は、どうにもこうにも男性と問題があったということです。16−18節。結婚に恵まれていなかったというような問題ではありません。そういう関係の仕事についていたのでしょう。哀れに思う人、軽蔑する人、だれもが彼女をのそういう部分を知っているのです。しかし、それはこの女性についての、表層的な、表面的なことです。
 その表層的なことの後ろに、この女性とイエス様だけが知っていることがありました。この女性は、それが 自分だけが知っていることで、まさかイエス様が知っていると思いませんでした。それは、彼女は、自分の生き方、自分の人生に満足してなかったということです。彼女は幸せではありませんでした。でも、派手な洋服と、はずれた人生の下に、不安と恐れがありました。つよがって生きている、肩を張ってがんばっている陰に、どんな弱さが、どんな疲れが、潜んでいるのか。この日この場で、世界中でこのことを知っているのは、この女性と、イエス様だけだった。
 しかし、第三に、イエス様だけが知っていたことがあるのです。何でしょうか。あなたは、この人生を続けて行く必要性も必然性もない、ということです。イエス様だけが知っていたことです。13節と14節をご覧ください。こんな水がある。こんな力が、こんな人生がある。以前、5人の男性を渡り歩いて、しかもいま6人目。それでも満たされない人生の渇き、寂しさ、不満足、不幸。その空っぽの器を、満たす水がある。渇きは、癒されるのです。それが、サマリヤの女がイエスさまに出会って、突きつけられた問題でした。

3)この出会いを通して、サマリヤの女は、その水を与えるのがイエスさまであるということを知ることになるのです。
 10節
 この方を知ることが、決定的に重要になります。そして、イエスさまは、サマリヤの女が知るべきは、「神の賜物」だとおっしゃいました。時間に限りがありますので、こちらに話を集中したいと思います。賜物・贈り物・ただ謙虚に首を垂れて受け取るところのもの与えられるものです。
  彼女は、これまでの人生で、さまざまな男性から、贈り物を受け取ったことはあるでしょう。しかし、彼女にとって、これまでの贈り物は、いつも報酬でした。いつもヒモがついていました。そして、最後は裏切られ、捨てられていったのです。
 彼女は、純粋な愛の贈り物、与えられた愛の味わい、ただありのままのあなたを愛する愛、他と比べようもない私個人が持っている貴さの故に、注がれる愛、そんなものを体験したことはなかったでしょう。
 イエス様はサマリヤの女におっしゃいました。「もし、あなたが神の賜物を知っていたら、あなたの人生は変わる」。絶望して、疲れはてているあなたが、もしあなたの上に注がれている神の愛を知っていたら、あなたの人生は変わる。自分の仕事の成功失敗に振り回されているあなたが、もしそんな成績にかかわらず、あなたをあなた故に愛している神の愛を知っていたら、あなたの人生は変わる。

 メアリー・アン・バード(Mary Ann Bird)という女性の書いた、「The Whisper Test」という小さな本があります。彼女は、普通の子どもと違いました。口蓋裂といって、唇が避けて生まれる病気でした。まだ上手に手術ができない時代、校に行き始めると、避けた唇、食い込んだ鼻、変形した歯、上手に話しもできないのです。
 友だちは尋ねます。「ねえ、君の唇どうしたの?」
 「転んだとき、下にガラスがあって、唇を切ったの」。
 それが、彼女の答でした。そうやって生まれついたというより、自己でそうなったといった方がよかったというのです。家族以外から、愛情を感じたことはなかったそうです。
 その子が、小学校2年生の時、レオナルドという女性の先生が担任になりました。背が低くて、ふっくらしていて、陽気で明るい先生。
 彼女は、クラスの子どもたちに、聞き取りのテストを一人一人課したというのです。生徒は一人ずつ、ドアのところに行って、耳を片方ふさいで、先生がささやく言葉を聞いて、それを当てるという、テストのようなゲームのようなことです。ですから、whisper testです。
 彼女の番がやってきたときに、聞き耳を立てました。そして、この小学校2年生の時、この先生がささやいた言葉が、彼女の人生を変えたといいます。
  先生は、この女の子にささやいたのです。
 「I wish you were my little girl」
 「あなたが、先生の娘だったらよかったのに」
 彼女は、そのときのことをふり返ってこう言います。「それは、神さまがこの先生を通しておっしゃった言葉です」。
 サマリヤの女は、イエスさまを信じます。そして神の賜物を受けます。おおよそ、それを受けるのにはふさわしくない人生でした。しかし、彼女はイエスさまの愛に心を開いたのです。そして、この日から、彼女の人生は変わります。
 イエスさまは、やがて多くの群衆を前にしておっしゃいます。「誰でも、渇いているならわたしのところにきて飲みなさい」。でもこの女性には、だれでもではなくして、「あなたも」「あなたも、わたしのところに来て飲みなさい」と迫られたのです。「神の賜物を、その愛をふんだんに受けて、生きるのです」。

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DATE: 2005.06.08 - 23:40

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