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::: 高津教会 説 教 :::


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Name   fujimoto
Subject   Uサムエル11:1−15(ダビデの罪と罪深さ)
ダビデの罪と罪深さ        2007.6.10
   Uサムエル11:1−15

 おそらく、聖書の中で最も有名な聖書の箇所の一つでしょう。最も罪深い聖書の箇所でしょう。罪を犯した人物はダビデです。
 ある日の午後、王宮の屋上から町を眺めていたとき、女性が水浴びをしているのに目を留めます。彼は、一目見て気に入りました。王の権力を乱用して、その女性を召し入れます。
 しばらくして、子どもができてしまったとの連絡が入ります。ダビデは焦りました。考えました。隠蔽工作です。夫のウリヤを戦場から呼び戻して言います。「ご苦労、一晩ゆっくり家で休みなさい」。ところが、ウリヤは立派な戦士でした。「王様、自分の仲間がいのちをかけて闘っているのに、自分だけ家に帰って、ごちそうを食べて、妻とゆっくりするわけには生きません」。ダビデの隠蔽工作は破綻します。すると彼は、さらに大胆な隠蔽工作を展開します。次の日に、王はウリヤに手紙を持たせます。「この手紙を、将軍ヨアブに渡せ」。なんにも知らないウリヤ。その手紙にはありました。「ウリヤを最前線に出して、敵が襲ってきたときに、他の兵士を撤収さえて、ウリヤを殺せ」。
 ウリヤは死にます。そして、ダビデは子どもができたバテシバを妻に迎えます。あのダビデが、あれほど神の御前に忠実に生きていたダビデが、わずかな期間にこれほどを罪を犯すとは。

 いま、小島兄が映画のチケットを売っています。「夕凪の街、サクラの国」。映画って不思議です。小島さん曰く、いままで一番好きな日本映画は「ニライカナイからの手紙」でしたが、夕凪の街を見て、こちらが一番になりました。そうおっしゃるのですから、見てみたいと思うようになりました。なぜなら、小島さんに勧められて「ニライカナイからの手紙」をみて、私もこれが日本の映画で一番好きだと思ってきたからです。私は、神学生にも映画を薦めます。
 実はストーリーはあまり読めない方で、映画に隠された秘密のものは、家族に聞き回ってようやく理解する、鈍感なところがあります。しかし、映画を見ていると、物語の展開がわかります。人の人生や出来事がのんべんだらりと書かれているのではありません。あるところでそれが急激に曲がり、あるところでクライマックスに上り詰め、あるところでどんでん返しがある、そういうふうに仕組まれています。
 ニライカナイからの手紙がそうでした。小島さんが進めてくださったのですが、最初の1時間は、ひたすら動きがありません。地元の人を役者に雇ったので、演技はへたくそ、物語は遅い、つまらない、わからない、どこにいくのかわからない。ところが最後の20分で、急展開に動き始めます。そして、止めどもなく涙があふれます。
 私は、映画を味わうようになって、聖書がわかるようになったと思っています。聖書は文章です。しかしこれは物語です。どこかで急激に曲がり、何かを強烈に動かし、読者の心に強く訴えるようにできているのです。ドラマです。いや、人間の人生そのもの、そしてそれと関わってくださる神の働きも、やっぱりドラマです。
 もし私たちが、映画監督だとして、脚本家として、ダビデの一生を120分映画にするなら、この場面にどれほどの時間を使うでしょうか。少年ダビデがかつて巨人ゴリアテを倒したところには20分でしょうか。サウルに負われて、洞窟暮らしをしているところには20分でしょうか。王になったところに10分でしょうか。契約の箱をエルサレムに踊りながら迎えている場面は15分でしょうか。神殿を建てる祈りがかなえられず、しかし神さまの圧倒的な祝福と愛を与えられて、遜ってただひたすら感謝して、「私を祝福してください」という場面に10分でしょうか。
 では、ここでバテシバとの罪を犯し、ウリヤを殺させる場面にどれほどを使うのでしょうか。私は、1ー2節だけで10分を使いたいのです。おそらく、ダビデの一生の中で、これほど決定的な2節はないからです。これほど、私たちが警戒しなければならない2節も他にないでしょう。実に深い意味があります。
 1節に、「年が改まり、王たちが出陣する頃、ダビデは、ヨアブと自分の家来たちとイスラエルの全軍とを戦いに出 した。彼らはアモン人を滅ぼし、ラバを包囲した。」とあります。そして、あえて物語は、「しかし、ダビデはエルサレムにとどまっていた」と付け加えています。
 年が改まって、王たちが出陣する頃とは、「春になった」ということです。昔は、冬場には戦争をしなかった、というより出来なかったのです。冬になると休戦になって冬ごもりをする、そして春になると戦いが再開されるのです。この時の戦いは、アモン人との戦いでした。10章には、アモン人がダビデの送った遣いに侮辱を加えた出来事が記されています。新しく王になったばかりのダビデなど恐れるに足りないのです。
 しかしダビデは断固たる態度で全軍を送り出し、アモン人とアラム人の連合軍を打ち破ります。そして春になって、今度は、今度はアモン人の首都を包囲する戦いに臨んでいるのです。それは、現在のヨルダン王国の首都アンマンです。ニクマン・アンマンって、小学生でも覚えてしまいますが、実は、この地名は、聖書の時代のアモンから来ています。
 そして、この首都の包囲戦に、ダビデ自身は出撃せず、エルサレムに留まっていました。もはや勝敗の行方は明らかで、王自身が出向くまでもないということでしょう。彼は戦いを、司令官ヨアブにまかせました。
 自分は昼寝です。そして、2節、「ある夕暮れ時」とはじまります。昼寝から起きたのでしょうか。窓から入ってくる、涼しい風、ワインをカップに注いで、王宮のバルコニーから、ゆっくりと街を眺めていた。よくここまでがんばってきた、よくここまで順調にきた、眺めることでどれほどの満足だったでしょう。
 もう安泰なのです。戦いはヨアブに任せればいいのです。街を眺めている彼の目に、バテシバの水浴びが飛び込んできました。その光景が彼の目に焼き付きます。彼の表情が変わりました。それは単なる情欲の問題ではありません。王の傲慢な心です。おおよそ何でも自分の自由になる。これまでの様々な努力が報われ、少しゆっくりした、のんびりしたい、いやもうこの国は自分のものだ、というような高慢な心の隙に、サタンが種をまいたのです。
 これは、一つの人生の出来事ではありませんでした。これから先、ダビデの人生は大きく変化します。ドラマは急展開を起こします。彼の人生は激震します。すべて、高慢な思いが与えられた一瞬の心のゆるみです。
 詩篇19:12−13節。ダビデの心は、傲慢の罪に包まれていきます。バテシバをどんな顔で王宮に迎えたのでしょうか。彼は一人の男性としてバテシバの前に立ったのではないでしょう。王の力を使ったのです。ウリヤを呼びつけたときも、ウリヤを戦場に送り出すときも。やさしい配慮の表情の陰に、王の傲慢がわき出ています。だれも自分を邪魔をする者はいない。後に、ヨアブは知ることになるでしょう。どうやって、ヨアブに口止めしたのでしょうか。ダビデはある意味で、完璧に自分の罪深い行いを隠したと思ったのでしょうか。そう思った途端、「大きな罪を免れる」ことはできなかった。
 ダビデのような信仰者の顛末です。聖書に繰り返し書いてあるではないですか。神と心が一つになっている人ダビデ。彼の賛美、彼の信仰。しかし、彼の心にも隙があるとしたら、私たちの心にはどれほど多くの隙があることでしょう。国が安泰になり、神の箱を都に連れ上り、ヨナタンとの契約を守り、憐れみにあふれ、真実を貫くダビデです。そのダビデでさえ、学ぶのです。人はなんと愚かで、その傲慢はなんと大きいことか。
 彼が、そして私たちが守られる道は一つしかないのです。みことばの前に、自分を置くことです。7−8節。12節にあるように、だれも自分の心の状態を悟ることはできないのです。ですから、私たちはこの心をみことばの光に照らします。罪を犯して平気でいられる傲慢の罪から守っていただくためです。

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DATE: 2007.07.07 - 23:29

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