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::: 高津教会 説 教 :::


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Name   T・Y
Subject   2/13献堂記念の聖日、蔦田就子師宣教報告「ケニア10年の回顧」詩篇34篇
2/13献堂記念の聖日、蔦田就子師宣教報告「ケニア10年の回顧」詩篇34篇

☆宣教報告と証し(蔦田就子宣教師)――詩篇34篇

皆様お早うございます。
東アフリカのケニアで医療宣教師としてテヌエク病院の看護師をさせていただいております、蔦田就子と申します。

ケニアの方々から、日本の皆様にくれぐれもよろしくと承っておりますので、ここで伝えさせて頂きます。お祈りと、また特に病院のスタッフからは、包帯を本当に有難うございますということです。私も、昨年の7月に日本に帰るまでの第三期3年間、皆様の尊いお祈りを頂きましたことを心より感謝申し上げます。

また一昨年は、日本のイムマヌエル教会から、VOM2009 ケニアの方々をお迎えできました事を大変嬉しく思っております。既に案内がされておりますが、今年7月に、再びケニアにインマヌエルの皆様をお迎えする予定です。今回はユースが中心ということですが、平均寿命の長い日本では、ユースの幅も少し広いのではということも考えつつ、祈りつつ、ご参加をご検討いただきたいと思います。

今朝お開き頂きました詩篇の第34篇の8節は、文語訳では「なんじらエホバの恩恵(めぐみ)ふかきを嘗(あじは)ひしれ エホバによりたのむ者はさいはひなり」とあり、今年の年頭の聖言として心に通っておりましたものです。

今回高津教会での報告を承りました時に、藤本先生の方から、「全般的でなく、もう少し深い、具体的な事を」と仰せつかりました。具体的な事例というのは心に残り易く、私も人から伺うのが好きでありますが、両刃の剣のような一面があります。例えば非常に心痛む事例をお分かちしたときに、ともすると、「ケニア人というのはひどい人達だ」もしくは、「テヌエク病院のスタッフは、問題だらけだ」という強い第一印象を与えてしまう危険性があります。高津教会の場合は、私自身3年前にお伺いする機会が与えられましたし、今まで多くの兄弟姉妹を彼の地に送って下さっていますので、望むらくは様々な良い面も聞いておられるという事を前提に、幾つかの課題もお分かちしたいと思います。

まず、復習として、5分程度のDVDをご覧いただきます。ケニアがアフリカのどこなのか、テヌエク病院がケニアのどこで、中がどうなっているのか、簡単なツアーに参加するつもりでご覧下さい。

(DVD)―――アフリカ大陸の地図。ケニア・ナイロビ空港から156キロ位ドライブしてナクル、ナクルから130キロ、ケリチョと言う聖書学校があるところ、そこから70キロ行くとテヌエク病院に着く。もう少し山側を行く短い250キロの道もあるとか。マサイ・マラ動物保護区の近く、など。
現地の人の家、建て方(泥壁)、テヌエクは軽井沢位の気候、年中涼しくて雨もよく降るので、川も出来て、そこに自前の水力発電ダムで電力を病院に供給している。(画面には緑も美しく見えていました)。
ICUや大部屋、赤ちゃんのためには朝晩の寒さから白熱灯で守る保育器、手術室、胃カメラの設備、病院として大きくなり、薬局も独立している。採血検査室もあり、レントゲンの機械や操作するスタッフもいる。エコーの機械も。最近日本のあるところからCTスキャンが贈られた。また事務部門も独立して来ている。会計があったり、人事とか経理とかの経営部門もある。
病院の使命として次の世代のクリスチャンのため、周辺諸国のため、研修医の方や医学生や、看護学生を受け入れている。ミッション病院ですから、チャペルで礼拝だけでなく、待合で待っている時に路傍伝道する、また病棟でしたら、ベッドで福音を伝えるチャップレンと呼ばれる特別なスタッフもいる。――というような説明を聞きながら見せて頂きました。(DVDの部分のみ要点T・Y)

ただいまご覧いただいたテヌエク病院に、2000年に送り出していただき、皆様のお祈りに支えられながら、早いもので10年が経ちました。

その10年を、時間軸に沿って恵みを回顧する方法もありますが、今朝は、お祈りする時はこのようにしなさい、と以前私が教えていただいた順番に沿って、幾つかの事をご紹介したいと思います。ディボーションというと、お風呂のようにどっぷりつかる、という言葉から来ているそうですが、そのようにフルコースのご飯が食べられず、トーストをくわえながら着替えをするような朝だったり、小さい時に聞いた、「神様、ばたーんキュ」という祈祷会のメッセージのような夜だったりすることもありますが、今朝は30分頂いていますので、少し時間がかけられると思います。

1)お祈り、というと、すぐ「何々お願いします」と忙しく始めて終わってしまいがちですが、まず、神様ご自身に心の焦点をあてるように言われました。

神様、と思うとき、私たちの心に浮かんでくるのは、どんな方でしょうか。「まっことの神様ただ一人♪愛の神♪義なる神♪」と子供賛美歌も教えてくれます。以前こちらの教会でお証しをさせていただいたとき、士師記の「ロバの顎骨で」という聖言で、自分は凄い人でなくていいんだ、神様の御旨がご計画があって、神様の霊が注がれるならば、大きなことがなされるんだ、ということを語られて、こんな自分でも、と一歩を踏み出すことが出来た時を語らせて頂きました。ロバの骨、イコール、つまらないもの、という図式が私の場合あったわけですが、そんなものを愛してくださる神様、ということを、今回は節目節目で語られたように思います。

テヌエク病院では、5年、10年、15年、と5年刻みで、勤続年数によって賞状と記念品が贈られる時が毎年設けられます。宣教師も、同じように名前が呼ばれます。2000年に送って頂いたので、2005年の時、そろそろかな(笑)、と思いました。それまで忙しくて、出席できない年も多かったのですが、なんとか出るようにしたら、名前を呼ばれませんでした。「あー、最初の2年はボランティア扱いだったのかな」と2年ほど足してみたり、帰国の年は差し引くのかな、とか(笑)、帰国している間に呼ばれたのかな、とか、年度の数え方が違うのかな、とか、色々理由づけをしてみましたが、不在のときは他の宣教師が受け取って連絡して下さるはずですし、さすがに第3期に入ってしまいますと、どうもこれはリストから漏れたかな(笑)、というしかないらしいという年数が経ってきました。年に2回もたれるWGMの教区会でも、IGMの宣教師も含めて、5年刻みで記念や感謝の時がもたれるのですが、そちらの方でも呼ばれずじまいでした。

現在副主任として奉仕している手術室のスタッフの一人が呼ばれなかった、ということだったら、事務に行って「こんなことがあるのでちょっと調べて下さい」と言うのは簡単だったんですが、自分のことですし(笑)、もともと、義務や権利として受けるべきもの、という性質のものではないわけですから、言いづらい。そんなの、こだわるくらいならさらっと聞けばいいことですし、聞かないなら聞かないで、はっきりいって些細なことですから、すぱっと忘れてしまえばいい。「10年も奉仕しているのに」という変なプライドが出ているのかしらん、あぁ、嫌だ、とか、もともとロバの骨といってるくせに、と自分を笑ってみたり、「数えよ主の恵」の賛美のように、「最初の2年なんて特に、ケニアにいる、テヌエク病院にいる、と思うだけでにやつくくらい感謝だったじゃない。最近感謝が足りないんじゃないの」と色々感謝を数え上げてみたり、治療法ではありませんが、今まで効果のあった方法を色々試して見たんですが、今回のモヤモヤは頑固で、心の奥にじわーっと居座ってしまっていました(笑)。

そんな時、賛美を中心とした奉仕団の方々がこられ、賛美を中心とした集会がもたれました。その集会で繰り返し歌われたAbove All という賛美歌がありました。すべての権威、王座、美しさ、歴史、などなどすべてのすべての上にあられた方が、十字架につけられ、石の後ろに横たえられ、死ぬ為に生き、拒絶され、孤独であるという、まるで人々に踏みにじられる花のような所まで自分を落として下さった、それは何故かというと、それらすべてに勝って、私の事を、私が救われるということをより大切だと思って下さったから、という内容でした。前から知っている賛美歌でしたが、この時特別に心に届き、今まで一生懸命「些細なことじゃないか」、と自分をなだめすかして消そうとしていたこのモヤモヤが、このイエス様がして下さった事に比べたら、「本当に」どうでもいいことだ、と、すっと溶けるのを感じました。

後日談になりますが、10年目に入ったころ、「ところであなたって何年目だっけ?」とテヌエク病院からもWGMからも声が掛けられました。それから、実は富沢宣教師も、5年目頃に同じ体験をされたことが分かりました。「そんな事、って思うんだけど、なあんか引きずっちゃったりするんだよねー」と、「分かる分かる」と言わんばかりにご自分の体験を教えてくださいました。

愛の神様、というのも感謝だったのですが、こうやってこだわってしまっている事を、神様はよくご存知で、ちょうどいい時に語って下さったんだなあ、ということも感謝でした。なんでも知っておられる、全知の神様、という事も度々教えられました。

礼拝の賛美を通して、メッセージを通して、例えば週の半ばに、大切だとは思いつつも地味な裏方が続いて、ふっと虚しさや方向性への疑問がよぎった後に、「ですから、私の愛する兄弟たちよ。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っているのですから」と語られたり、残念ながら患者さんに亡くなる方があった時に、天国の希望を思い出させられたり、意見の対立があって、展開に行き詰まりがあって絶望感、というぐらいどうしようもなく感じられている時に、神様が全てを支配しておられる、主の御心が成るんだ、と語られたり、時には語られた後で、「そういえば水曜日頃にこんなことを心の中でふっともらしていたんだっけ」と思い出すような鈍い私のことも、ちゃんと心に留めていて下さって、不謹慎な言い方ですが「んー、憎い!」と言いたいくらいの(笑)タイミングや方法で語って頂けるのは、試練の中といえば中なのですが、ワクワクするような体験でもあります。神様は生きておられる、今も働いておられる、と知る事が出来ます。

賛美と言えば、ひむなるにも載っている賛美ですが、乱暴な訳ですと「私が落っこちた時につまみあげて下さって、私が乾燥している時に杯をいっぱいに満たしてくださる」という歌詞の賛美があります。歌いながら、あー、疲れているかもしれない、と気づかされることもあります。前よりは力が抜けるようになってきていると思いますし、昔から抜けると抜けっぱなしの極端さがあるので(笑)、緊張することも必要なのですが、いわゆる「しょってしまう」傾向が私にはあるようです。日本人だからなのか?日本で多くの犠牲が払われている事を意識しすぎて対抗意識のように力が入ってしまうのか?時が限られている事を意識しすぎるのか?気が抜けた時に対する罪悪感の反動なのか?残業する習慣がついてしまっているからか?

理由は色々あると思いますが、以前お証しさせていただいたように、信仰生活でも妙に頑張って疲れはてていた時があります。「主のために」と力みすぎた文章か発言を心にとめて下さって、「主とともに、ですよ」と教えてくださった先生もおられました。赴任して最初の年末でしたか、ケリチョーの田辺先生方が、当時テヌエク病院にいた富沢宣教師と私の二人を招いてくださって、貴重なお蕎麦を使って、年越し蕎麦を作って下さった時がありました。とても美味しかったのですが、私はどうしても食べきれませんでした。

私をご存知の方々でほとんど一致していることの一つは、私がよく食べる人間だ、という一点です。富澤宣教師も田辺先生方も、普通の一人前を私が食べきれない、というのをご覧になって、これは一大事、と思って下さいました。確か本当は次の日からまた勤務のはずだったのですが、富沢宣教師が婦長室やら色々電話で連絡を取って下さって、お休みを取って下さいました。田辺先生はそのまま宿を提供して下さいました。バランス、ということはこれからも課題です。

神様のご性質には、全能、何でもお出来になる、というものもあります。第三期の最初の年に大統領選挙があり、その後全国的な暴動に発展した事は日本でも報道されました。デマに反応して、テヌエク病院を襲撃しようと、近所の町から、集団が押し寄せて来ていたそうです。どんな解決法がありますか?襲撃の知らせを受けて、お祈りの依頼が世界中にメールで発信されたそうです。そして、病院は守られました。

ケニアの看護師免許のことで、次の免許の申請は認めない、今の分の期限が切れたら荷物をまとめて日本に帰って下さい、と厚生労働省のような所から言われたことがありました。2002年のことです。それを聞いた病院のスタッフの一人が言いました。「私たちの神様はね、政府とかそういうもののはるかに上におられる方なんだから。大丈夫、心配しないで、今目の前にある仕事を落ち着いてしていなさい。私たちも祈っているから。」そして免許がおりました。今年はもう、2011年です。

神様を思いめぐらすだけでたくさんの事をお話し出来ます。

2)お祈りの順番の2番目は、賛美、と教わりました。

まだお願いが出てこないんですね。小さい時、色々な神話を読みながら、出てくる「神々」が分業していて、力の及ぶ範囲に制限があるのは困ったもんだなあ、それじゃ神様といえないじゃないか、やっぱり全部支配しておられる聖書の神様がほんとだなあ、と思ったことがあります。神様がどんな神様か思い巡らすと、あなたは素晴らしい方ですね、と、言葉が足りないことをもどかしく思いながら、神様が神様であられるということ自体からして賛美となります。

3)賛美に続いての3番目は、感謝に続きます。

今回巡回中伺ったある教会で、ちらし寿司を頂きました。上に載っている薄焼き卵がちゃんと黄色いので、ケニアの卵は、黄身ごと焼いても白身だけみたいな色になってしまうものが多いんです、という話をしました。あとで、そこの先生が、「黄身が黄色いことを感謝できるって、なんかすごいですね」と仰いました。電話が通じること、メールが消えずに無事届いたこと、食道癌の多い土地ではことさら、口で味わって飲み込んでご飯が食べられることも感謝です。

4)4番目にとりなし。

日本に帰国してから、テヌエク病院の手術室から問合せがありました。形成外科で使う器械のセットをどこにしまった?と聞かれました。整形外科、というと骨折や筋肉の問題を治す科ですが、形成外科、というのは形を成す、と書きます。まぶたを一重にしたり二重にしたりという美容形成が有名ですが、火傷の跡などがひきつってうまく動かない所にメスをいれて、皮膚を複雑に縫い合わせて自由に動くようにしたり、事故やガンの手術などで大きく欠けてしまった部分を、体の他の部分を持ってきて補ったり、といういろいろな手術も含まれます。

数年前から、専門用語では口唇裂や口蓋裂と呼びますが、生まれつき唇のまんなかや口の中の上の天井に隙間がある状態で生まれた子供たちのための手術がよく行われるようになりました。一つには、スマイルトレインという団体が、手術にかかる費用をすべてサポートして下さる様になったので、受けたくても受けられなかった子供たちが、病院にこられるようになったからです。

またそれに合わせて、専門医の先生が、現地の医師と宣教師たちを訓練するために何度か来て下さいました。隙間があると、赤ちゃんの時には上手くミルクが飲めなくて栄養が取れなかったり、むせて肺炎になりやすかったり、などの問題があります。言葉を覚える時期にうまく発音が出来ないので言葉が遅れる原因にもなります。また、その見かけから、いじめにあう子供たちもいます。手術のあと、鏡を見た子どもたちに文字通り「スマイル」が見られる手術です。

子供や赤ちゃんの口の周りの手術ですから、先の細いハサミなど、特殊な器械が使われます。それも幾つか捧げられて、今まで用いてこられました。現地と何回かやりとりして、残念ながら盗まれてしまったらしい、という結論に達しました。ショックでした。新しい手術室が使われる時から、正面入り口に鍵をつけて欲しい、と数年越しでスタッフがお願いしていましたが、未だ実現していません。その事を知っていた外部の犯行でしょうか。教育機関としての役割を果たす為に、いろんなところから学生や研修医を受け入れています。その人たちでしょうか。最近辞めて政府の募集で別の病院へ行った誰かでしょうか。それとも、今いるスタッフの誰かでしょうか。人を疑う事も、疑われることも辛いことです。

そのことに乗じてスタッフ同士や宣教師と現地のスタッフとの間を裂こうとする悪魔の働きがこわされるように、失われた貴重な器械が見つかって、手術を待っている方々の必要に届くことが出来るように、盗った人が神様に扱われて本当の悔い改めが出来るように、人に誘惑とならない、また異常が早期発見できるような機材管理のシステムが出来るように、そうしたことに目や心が届くゆとりが出来るための十分な数のスタッフが与えられるように、何よりも、チクラグ(注***Tサムエル30章、新改訳ではツィケラグ、T・Y)を見てがっくりとしたダビデの様に、関係者が主によってこの状況から立ち上がることが出来るように、祈って頂きたいことはたくさんあるのですが、誰にでも彼にでもお話しするのは難しい内容です。今回機会を与えて頂いたことを感謝しつつ、お祈りをお願い致します。

5)5番目に悔い改め。

先に悔い改め、整えられてからとりなしをする場合もあれば、主の祈りのように、「我らが赦すごとく」「我らの負い目をも赦したまえ」と祈りながら両社が前後する事もあるでしょう。意見が違うときにどうしますか。先日、他の教会の先生から質問されて思い出した一件があります。

今の手術室で、外科の先生、整形外科の先生、産婦人科の先生、とドクターは一応専門分野があります。でも、スタッフはどの手術も担当します。夜の当直に入ると、どんな緊急が入ってくるか分かりません。一気に広く深く経験と知識を積む方法があれば良いのですが、現実は、まず新しいスタッフが入ったら、広く色々な分野に対応できるように訓練を受ける必要があります。それから深めていかないと、当直を出来るスタッフが何時までも増えなくて、経験のあるスタッフに当直が集中して潰れてしまいます。

一方で、ドクターの側からみれば、その専門を深くできるスタッフがいて、すいすいと手術が進むために、ベテランのスタッフと見所のあるスタッフを数人ずっと自分の専門分野につけてくれればいいのに、となります。広いだけでなく「深く」が大切なのですから、ある意味、正論です。病院によっては、専門分野ごとに手術室が分かれていますから、そういうところでは、スタッフも専門分野ごとに別れていて、専門分野に集中できるのでしょう。

しかし、どのスタッフも色々な分野にある程度対応できなければならない事が要求される、今のテヌエク病院の体制と人数では無理です、とスタッフ側の副主任として言わなければいけないとき、どんなお祈りをなさるでしょうか。「敵」はその血肉をもった先生ではなく、クリスチャンの協同体の中で互いに愛し合うことを邪魔しようとする、神様が栄光をお受けにならないように画策する悪魔です。

その罠にはまらないように、悪い言葉が一切口から出ないように、その先生を個人的に嫌いになったり憎んだりしないように、その先生も神様に愛されていることを忘れないように、先生によってひいきをしているから反論しかしないんだと疑われる事があっても実際にそうであることがないように、そして知恵が与えられて、テヌエク病院にとって最善の方法が与えられるように、自分が間違っていることがあれば素直に認めて謝ったり意見を引っ込めたり出来るように、押し寄せてくる患者さんに対して思うように手術が出来ないストレスとプレッシャーの中にある先生の必要も理解しつつ、患者さんたちにとって最善の方法が見つかるように。

「はいははい、いいえはいいえ」と言うことが、イエス様が「言いなさい」と仰ったことだから、と思っても、こうした話し合いの後、悲しくなることがあります。もっと勉強して知識があったら、第三の視点からより良い解決法が容易に提案できて、平行線をたどらずにすむのかなあと思うこともあります。

6)6番目にお願い、をお祈りするときに、智慧も求めたら与えてくださる神様ですから感謝です。

金銭的な必要も、口を広く開けなさい、と言って満たして下さる方です。

もう一度、8節に戻りましょう。この詩篇34篇の最初には、「ダビデによる。彼がアビメレクの前で気違いを装い、彼に追われて去った時。」とあります。ここに気が付いてから1節の「私はあらゆる時に主をほめたたえる。」を読むと、「あらゆる時」という言葉の重みがぐっと増すように思われませんか?その後に続く各節も、感謝です、賛美します、と聞こえてくるような、むしろ力強い言葉が続きます。はじめはただ、8節の「恵み深きを味わいしれ」が通っていて、それからどこにあるか探していたので、34篇全体がこういう詩篇だということを知りませんでした。また、8節には、前半の「主の素晴らしさを味わい、これを見つめよ。」だけでなく、「幸いなことよ。彼に身を避ける者は。」とあります。

神様の元に身を避けながら、主の素晴らしさを味わい、これを見つめる幸いをいただく一年とさせていただきたいと思います。主が許してくださるならば、6月の半ばに再赴任し、インマヌエルからの7月の奉仕団の方々を、田辺先生方と一緒にお迎えする予定です。2012年には次の大統領選挙も在りますので、どのタイミングまでを4期とするか、知恵が必要ですが、続いて病院の働きのため、スタッフのため、患者さんの為、小さき者のため、お祈りを宜しくお願い致します。

☆終わりのお祈り(藤本先生)

主のすばらしさを味わい、これを見つめよ。(詩篇34篇8節前半)

恵み深い父なる神さま、私たちがしかと受け止め、味わい、見つめているものはいったい何かと考えさせられました。時に自分が抱えている問題や自分の境遇ばかりを見つめ、その苦さを味わい、天を見上げてあなたの素晴らしさ、あなたの恵み、豊かさ、あなたの全能の力、あなたの父なる愛とケア、そうしたことをすっかり忘れて、苦々しさだけを味わっているとしたならば、日本であれ、ケニアであれ、それがどんなありがたい場所であれ、どんな苦しい場所であれ、私たちは誠に福音の素晴らしさを見失い、人間の罪深さだけに埋もれて行く、小さな者にしかすぎません。

今日、先生が10年体験されたさまざまな事柄の中で、先生が自分の置かれているその状況から、いかにして救い出され、祈りによってあなたのみもとに引き寄せられ、祈りによってあなたに身を避けることができたのか、そしてみ翼の陰であなたの素晴らしさを味わい、見つめつつ(注***詩篇34:8参照)、ご自身が変えられて行ったかを伺い心から感謝致します。

私たちも同じような問題を職場で抱え、また家族にあって、悩みの中でうずくまることも多々ありますけれども、あなたがこうして礼拝に来る私たちを、その洞穴から引き出してくださり、高いところに立たせてくださり、そしてあらゆる時にあなたをほめたたえながら、あなたに従い、あなたを恐れ、あなたに信頼し、あなたを愛し、あなたに遣わされた者として、この世界に立たされているこの事実を誇りとすることができるように、私たちを強めてください。

今日のこの日を心から感謝し、また今日の午後に持たれる先生の個人的な証しの時も、更に祝福され、私たちが生かされて行くことができますように導いてください。イエス・キリストの御名によってお祈りをします。アーメン。

福音宣教のために祈った祈りやささげたものの、必要も満たさないような小さなベストを、神さまが受け取ってくださり、それでいいよ、ちょうどだよと笑って、恵みと祝福の雨を降り注いでくださる、だから宣教地や宣教師のためにこれからも祈ることを忘れないように、神さまにしていただきましょう――そんなチャレンジを受けたように思えました。

蔦田就子宣教師のご健康が守られ、帰国中の教会巡回のすべての日程を終え、また新しい力を神さまから戴いてケニアでのお働きを始められますよう、そのご苦労を神さまが何倍にも祝福してくださると信じています。宣教師とそのご家庭の高い志と尊い犠牲に支えられている世界宣教を心から感謝し、このような実際的な報告と証しで、私たちを目覚めさせ、チャレンジ精神を与え続け、インマヌエルの群れ全体で、世界宣教のビジョンを実現し続けて行くことができますように、神さまのお導きを祈ります。                 

***なお、今回は、蔦田就子先生に掲示板に掲載したい旨を伝えますと、その日のうちにメールに添付で原稿を送ってくださいましたので、掲示板用に、T・Yの方で少し編集いたしました。先生のご誠実なご協力に心から感謝申し上げます。もし違っている点などございましたら、ご指摘くださいますように、よろしくお願い致します。***


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DATE: 2011.03.27 - 01:10
LAST UPDATE: 2011.03.27 - 21:10

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