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::: 高津教会 説 教 :::


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Name   fujimoto
Subject   行動の人ネヘミヤの祈り
行動の人ネヘミヤの祈り
    
 ペルシャの王クロスの第一年、バビロニアに捕囚に取られていたイスラエルの人々は、祖国に帰ることになります。ゼルバベルを先頭にして、第一陣、四万二千が帰国しました。七〇年ぶりに祖国の地を踏んだ人々は、まずは、モーセの律法に従って祭壇を築き、次に主の宮の礎を据えました。ところが、神殿を建てさせてはなるものかという近隣諸国の妨害にあい、神殿の工事は中断してしまいます。
 そこへ登場するのが、ハガイとゼカリヤです。彼らは人々を勇気づけ、神殿の復興、信仰の復興を励ます預言をします。やがてダリヨス王の時代に、神殿は完成しました。律法に通じたエズラの指導によって、百年以上も空白のままになっていた神殿の働きが正式に再開されました。
 ところが、状況はそれほど楽観できるものではありませんでした。神殿は完成しても、エルサレムの城壁は崩れたままです。いついかなる状況に侵略されるかわかりません。まだ遠くペルシャの帝国に残っていたネヘミヤのところに報告が届きます。
 「あの州の捕囚からのがれて生き残った残りの者たちは、非常な困難の中にあり、またそしりを受けています。そのうえ、エルサレムの城壁はくずされ、その門は火で焼き払われたままです」(ネヘミヤ一・三)。

●行動の人ネヘミヤ

 この時代に、エルサレム城壁の復興のために立てられた指導者がネヘミヤです。彼は、ペルシャの王の献酌官でした。古代の帝国にあって、王の信頼を最も受けている職分の一つです。クーデターを起こしかねない将軍、王を簡単に毒殺できる立場にある、料理官と献酌官です。王の飲む酒と食事を毒味、王の食卓の世話をします。王との毎日のつきあいがあり、最も個人的に親しい立場にいたのがネヘミヤでした。
 そこで彼は、アルタシャスタ王に事情を話して、エルサレムの城壁再建の許可をもらうことができる。それから猛烈な勢いで、再建工事を進めます。まずは、調査から始まります。
 「こうして、私はエルサレムにやって来て、そこに三日間とどまった。
 あるとき、私は夜中に起きた。ほかに数人の者もいっしょにいた。しかし、私の神が、私の心を動かしてエルサレムのためにさせようとされることを、私はだれにも告げなかった。また、私が乗った獣のほかには、一頭の獣も連れて行かなかった。
 私は夜、谷の門を通って竜の泉のほう、糞の門のところに出て行き、エルサレムの城壁を調べると、それはくずされ、その門は火で焼け尽きていた」(二・一一〜一  三)。
 調査のあと、なんと五二日間の工事で城壁は完成されます。しかも、つきまとう抵抗と妨害に遭いつつ、それを乗り越えての完成です。ネヘミヤという人物は、よく指導者・指導力という点で注目を集めます。さまざまな脅しや抵抗や嫌がらせを巧みに排除して、大工事の部隊を守って、励まして、指揮して、一気に仕事をやり遂げていくのです。
  短期間工事の秘訣が四章六節に記されています。「民に働く気があったからである」。ここにネヘミヤという指導者の才能が現れているではありませんか。ネヘミヤという人物は、民にやる気を起こさせる魅力を持っていたのです。指導者として持っている賜物や知恵を学ぶ意味では、モーセやヨシュア以上にリーダーとしての特質を持っていました。
 その彼が、やがてユダの地の総督として任命を受けるます。
 「また、私がユダの地の総督として任命された時から、すなわち、アルタシャスタ王の第二十年から第三十二年までの十二年間、私も私の親類も、総督としての手当を受けなかった」(五・一三)。
 民が再建のために犠牲を払ってきた中、自分は給料は受け取らないというのです。こうした姿勢も魅力的でした。出世と呼ぶべきか、ともかく、彼の仕事はより指導的なものへと上っていきます。王の献酌官から建設工事の監督、そして総督。王に認められ、民に認められ、最後は近隣諸国もネヘミヤの実力を認めるようになります。
 この変化を追っていくといろいろとわかってくると思うのですが、ネヘミヤという人物を一言でたとえるなら、「実行の人」、行動力のある人物でした。しかもネヘミヤ記にはそれが詳細に描かれています。その意味で、ネヘミヤ記はクリスチャンビジネスマン、社会で活躍する信仰者の必読の書と言っても過言ではありません。
 二章で描かれているのは、徹底した調査です。エルサレムの城壁が壊されていることを、自分の目で、密かに三日かけて夜検し、どうしたらよいのかじっくり考えているのがネヘミヤです。
 三章には、工事に際して彼がどのような組織を組んだかが記されています。職人とその担当部門がすべて記録されています。ネヘミヤは組織力を持った指導者でした。
 そして四章には、工事を妨害しようとする人々に対する防衛戦略が記されています。挫折を乗り越え、一つの目的に向かってまっしぐらに進んでいくネヘミヤです。
 まさに、ネヘミヤという人は、自分にやる気を起こさせ、回りにやる気を起こさせることができた行動の人でした。そうして五二日間で、工事はあらゆる妨害を乗り越えて、完成されます。
 一回の説教で、ネヘミヤの実行力、計画性、指導性を語ることはできません。今朝は、二点だけ、ネヘミヤの能力の背後にあった秘訣を心に留めたいと思います。そして、この二つのポイントこそ、世にある信仰者を励ますものです。

●「召し」

 第一に、ネヘミヤの心の中に働いていた強いモーティベーションです。
 「私の神が、私の心を動かして……」(二・一二)。
 短期間で近隣諸国の抵抗に遭いながら、弱体化してしまったエルサレムの人々を率いて城壁を再建するという大きな仕事にあたって、ネヘミヤを動かしていたのは、個人的な利益でも野心でもありません。神が彼の心を動かしておられ、それをネヘミヤは意識しました。これが「召し」(calling)です。
 先日、クリスチャン新聞を読んでおりましたら、今年の六月に元日銀総裁の速見優さんがインターナショナルVIPクラブで証しをされた記事が載っておりました。日銀に勤めて三四年、それから日商岩井に一七年。日銀総裁を引き受けられたときは、七三という年齢だったそうです。金融システムの不安、デフレ懸念、日銀内部の混乱と非常に難しい時期に、七三才という年齢で、その職務を背負った理由は、明快でした。
 「引き受ける決意をしたのは、『神の召し』だと判断したからです」
  大学生の頃、マックス・ウェーバーの名著『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』についての講演をクリスチャンであり、東京大学の経済学部教授であった大塚久雄先生から聴いて以来、神の召命というプロテスタント的な職業観をいつも大切にしてこられた、と証ししておられました。
 神はある人を伝道者に召し、ある人を主婦に召し、ある人を技術者に召し……。神が召されるのは牧師だけでなく、この世界にあらゆる必要を満たすために、私たちを召して用いられるというのです。神の導きを仰ぎ、神の召しを確信していくときに、職を通して神の祝福を得るというのです。
 自分の野望、自分の力で選んだ道なら、挫折は当然でしょう。しかし、速見さんの信念はこうでした。「すべきことはすべて神さまが導いてくださる。だから全力を傾けて、神さまが与えてくださる力をこの世に発揮していきたい」。
  いや、速見さんは、ここまでおっしゃいます。私たちは、この宝を土の器の中に持っている。その計り知れない力は神のものであって、私たちから出たものではない……」。
 ネヘミヤと同じ心境、同じ信仰ではないでしょうか。召してくださった神が、ご自身の力を、この土の器を通して現してくださる、という信頼です。土の器はもろくも壊れることがあります。しかし、 四方から患難を受けても窮することがないのは、すべてを動かして私を用いておられるのは、他でもない神だという信仰です。これがネヘミヤを謙虚にし、同時に力強い実行の人とさせたのです。

●まず祈って……

 ネヘミヤは祈りの人でした。ネヘミヤ記には、彼が祈っている場面がたくさん出てきます。非常にネヘミヤに特徴的な短い表現を見ていただきたいのです。
 四・九「私たちは神に祈り、敵に備えて見はりをおいた」
 二・四「そこで私は、天の神に祈ってから、王に答え……」
  彼はまず祈って、行動します。ネヘミヤという人物は、たとえば、エリヤのような奇跡は起こしていません。彼は、むしろ実業家タイプといってもいいくらいです。常にチームワークで行動し、仕事をやり遂げる中に神の栄光を拝している人物です。その彼から、具体的に二つ私たちは見習うことができます。
 行動派タイプのネヘミヤですが、まず第一に祈って、それから行動しているということです。行動派によくある落とし穴は、先に手足が動いてしまうということでしょう。勿論、行動派もよく考えはしますが、基本的に神により頼むことは、すべて自分で行動したあとで、最後に来るのです。ちゃんとやりましたから、あとはお願いします、と。ネヘミヤは違います。まず祈ります。祈ったあと初めて考え、行動するのです。
 第二に、ともすると、よく祈る人は手足を動かさないという落とし穴があります。神に全面的に信頼して、実際に自分に課せられた責任をなかなか実行しないというのではないのです。祈っていれば、いつか紅海が二つに分かれ、ヨルダン川が二つに分かれるように期待して、実際、行動しない人もいます。まず祈るネヘミヤは、次に細心の注意を払って、じっくりと考えて、行動しました。
 祈りは、私たちの第一の行動であるべきです。それが徹底して第一にです。しかし、同時に最善の努力を怠ってはならない――そのことをネヘミヤは教えてくれます。
 先ほどの速見さんですが、五年間の在任中、国会に参考人として質問を受けた回数は、なんと四〇〇回を数えたそう です。厳しいく追求されたり、政策上の難しい決断を迫られたとき、速見さんにはいつも教会の十字架を見上げて祈り、祈りながら三つのことを自分に言い聞かせたそうです。     「主、ともにいたもう」  
 「主、我を愛す」
 「主、すべてを知りたもう」
 この三つを何度も言い聞かせ、十字架を見上げて祈り、進んでゆかれたと証しをしておられました。まさにネヘミヤです。
  「主、ともにいたもう」  
 「主、我を愛す」
 「主、すべてを知りたもう」

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DATE: 2004.09.09 - 13:55

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