みことばと共に行くアドベント 第4週
担当:松村 識 日本福音キリスト教会連合 山梨県・甲府キリスト福音教会
今週は主が与えてくださったもの、博士たちのように献げるもの、「御霊の実」をキーワードに思いを巡らせましょう。
12月23日(日)1 ヨハネ4:18 愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。
クリスマスは、罪汚れの何一つないひとり子イエス様が世に来られた祝いです。それはやがて十字架で罪人を贖うために「あえて」、しかも「自分を捨てて」おいでくださったのです。すべてが愛ゆえのご計画です。捨てること,失うことに恐れは全くありませんでした。 一方、私たちの「愛」はどうでしょう。裏切られることへの恐れが、感謝もされずに損をすることへの恐れがないでしょうか。どこかで打算があるゆえです。 主よ。ひとり子を与える愛の神に思いを馳せ、すべてを与え尽くす全き愛を私にもお与えください。
12 月24 日(月)ピリピ4:4 いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。
イエスの誕生の喜び! それは家畜小屋での出来事でした。なぜこんなところで?と思うようなところでしたが、羊飼いたちは御使いのお告げを信じて来ました。東方の博士たちもはるばる旅して来ました。神のことばを信じたからです。 私たちの目に映る輝きがどんなにすばらしく見えるものでもかならず朽ちていきます。しかし、みことばの約束に目を留めるのなら、そこには朽ちることのない希望と力、喜びがあるのです。 主よ。目に見えるものにではなく、みことばを信じるゆえの喜びを教えてください。イエスの誕生のときのように。
12 月25 日(火)ヨハネ14:27 わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。
イエスの誕生直後、ベツレヘムとその近辺は大パニックです。ヘロデ王により幼児大虐殺が行われたからです。ヨセフとマリヤは主の使いに教えられてエジプトに逃れます。しかし彼らには何の当てもありません。これから先、故郷に帰れるのか?明日の食べ物は? 生まれたばかりの赤子を連れての旅。何もかもが真っ白です。聖書は詳しくを語っていません。しかし、「神にとって不可能なことはひとつもありません」という信仰が彼らを支え、平安を与えたのではないでしょうか。 主よ。心配、不安を数えだしたらきりがありません。心騒ぐ私をあなたを信じる信仰で満たし、平安をお与えください。
12 月26 日(水)1 テモテ1:16 私があわれみを受けたのは、イエス・キリストが、今後彼を信じて永遠のいのちを得ようとしている人々の見本にしようと、まず私に対してこの上ない寛容を示してくださったからです。
私たちの肉の思いは瞬間湯沸かし器のようです。小さなことでボッと火がつき、その火は収まることを知りません。されたことを赦せず、いつまでも思いに秘め続けます。表を上手に繕っているつもりでも、そしてしばしば自分でもそれに気がつかないほど鈍感なのですが、隠れた思いは私たちから喜びを奪います。 「少ししか赦されない者は、少ししか愛しません。」(ルカ7:47)多く赦された者は多く愛します。 主よ。私は罪深い者です。あなたの寛容のゆえに多く赦され、今も受け入れられています。私にも人を赦し、受け入れる寛容を与えてください。
12 月27 日(木)エペソ4:32 お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。
残念ながら私たちの内側にはいつも身勝手な思いが隠れています。「仕えることよりも、仕えられることを、愛することよりも、愛されることを」求めます。 そして、私たちはしばしば自分のことで精一杯です。でもそれは自分のことだけを抱えて両手が塞がっているためではないでしょうか。片手で隣人の重荷を一緒に持てば、もう片手分はまた誰かが持ってくれます。一人では持ちきれないことでも励ましあってがんばれます。それにはまず、あなたから手を差し伸べるべきことはないでしょうか。 主よ。まず私から親切を与える者とさせてください。そして、ともに重荷を負い合う歩みを私の周りにつくらせてください。
12 月28 日(金)エペソ5:8〜9 あなたがたは、以前は暗やみでしたが、今は、主にあって、光となりました。光の子どもらしく歩みなさい。─光の結ぶ実は、あらゆる善意と正義と真実なのです─
主は暗やみの世界の光となってくださいました。私たちの目に映ることだけではありません。「私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです」( エペソ6:12)とあるとおりです。しかし、「悪魔の一矢を、打ち砕きて 虜を放つと 主は来ませり、主は来ませり」と私たちがクリスマスに歌い上げたように、主は勝利を与えてくださいました。 主よ。あなたこそ勝利の主、栄光の君です。どうか私たちにサタンを斥け、善意の実を結ばせる者とさせてください。
12 月29 日(土)ガラテヤ5:22〜23 御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。
主イエス様が私たちのところに来てくださったのは私たちが実を結び、神の栄光をともに喜ぶためです。アドベントの終わり、私たちはすでに新しい年を迎える備えをしています。これらの実をかみしめて一年の歩みを振り返り、主が結ばせてくださった実を謙遜に感謝し、一方、悔い改めをささげて心と思いの大掃除をしましょう。そして、新しい心をもって主にささげる備えをしましょう。 主よ。主が私のところに来てくださったのに、いまだ住み着く罪過をお赦しください。新しい心をもって主に仕えます。
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LAST UPDATE: 2012.12.22 - 15:16 |
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